迎え火・送り火の正しいやり方|時間・道具・盆飾り

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迎え火・送り火の正しいやり方|時間・道具・盆飾り
お盆の風物詩「迎え火」と「送り火」。ご先祖様の霊をお迎えし、お見送りする大切な行事のやり方を、道具の準備から盆飾りまで徹底解説します。
迎え火・送り火とは
| 行事 | 日時 | 意味 |
|---|---|---|
| 迎え火 | 8月13日の夕方 | ご先祖様の霊を自宅にお迎えする |
| 送り火 | 8月16日の夕方 | ご先祖様の霊をあの世にお送りする |
迎え火は玄関先や門口で火を焚き、ご先祖様の霊が迷わず帰って来られるよう目印にします。送り火は来た道を照らしてお見送りするためのものです。
迎え火のやり方
準備するもの
| 道具 | 説明 |
|---|---|
| おがら(麻の茎) | ホームセンターやスーパーで購入可能(200〜500円) |
| 焙烙(ほうろく) | 素焼きの皿。なければ耐熱の皿でも可 |
| マッチ or ライター | 着火用 |
手順
- 8月13日の**夕方(17時〜19時頃)**に玄関先で行う
- 焙烙の上におがらを井桁(いげた)に組む
- 火をつけ、合掌して「ご先祖様、お帰りなさいませ」と心の中で唱える
- おがらが燃え尽きるまで見守る
送り火のやり方
8月16日の夕方に、迎え火と同じ場所・同じ方法で火を焚きます。「ご先祖様、ありがとうございました。またお越しください」と心の中で唱えます。
[!TIP] 地域によっては15日に送り火を行うところもあります。お住まいの地域の慣習に従いましょう。
マンション・集合住宅での代替方法
火を焚けない環境では、以下の代替方法があります。
| 方法 | 説明 |
|---|---|
| 盆提灯を灯す | 迎え火の代わりに盆提灯を玄関に飾る |
| LED盆提灯 | 火を使わず安全。最近は種類も豊富 |
| ろうそく | ベランダや室内でろうそくを灯す |
| おがらのお香 | 線香タイプのおがらを焚く |
精霊馬(しょうりょうま)の作り方
お盆の飾りとして欠かせない精霊馬。きゅうりとなすに割り箸を刺して作ります。
| 野菜 | 動物 | 意味 |
|---|---|---|
| きゅうり | 馬 | 足の速い馬に乗って早く帰ってきてほしい |
| なす | 牛 | ゆっくり景色を見ながらあの世に帰ってほしい |
作り方
- きゅうりとなすを1本ずつ用意
- 割り箸を半分に折り、4本の足に見立てて刺す
- きゅうり(馬)は頭を玄関側に、なす(牛)は頭を仏壇側に向ける
[!TIP] 精霊馬は浄土真宗では飾りません。宗派による違いがあるため、ご家庭の宗派を確認しましょう。
盆棚(精霊棚)の飾り方
盆棚は仏壇の前に設置する、お盆専用のお供えの台です。
基本の飾り
| 位置 | お供え |
|---|---|
| 上段 | 位牌、仏飯、お水 |
| 中段 | 果物、菓子、故人の好物 |
| 下段 | 精霊馬、蓮の葉(水の子を載せる) |
| 周囲 | 盆提灯、生花、線香 |
笹竹としめ縄
盆棚の四隅に笹竹を立て、しめ縄を張る地域もあります。結界を作り、清浄な空間にする意味があります。
盆飾りの片付け・処分
お盆が終わったら(8月16日の送り火後)、飾りを片付けます。
- 精霊馬:塩で清めて白い紙に包み、可燃ごみとして処分
- お供え物:家族でいただく(傷んだものは処分)
- :来年も使える。白紋天は初盆のみなので処分

暦川 ひなた暦の案内人
六曜・吉日・暦注下段など、日本の伝統暦を「毎日の暮らしに活かせる知恵」としてやさしく紐解く案内人。難しい暦用語も、身近な例え話で自然と腑に落ちる解説が持ち味。季節の移ろいを感じながら暦を読む楽しさを伝えている。
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