
Ren Nowaki
干支と暦の研究家
「暦は千年の観察記録。先人が空を見上げ続けた時間の結晶です。」
福カレンダー編集部で干支・節気・自然と暦に関する記事を担当。「暦とは、人類が自然を理解しようとした最初の科学である」という信念のもと、歴史と科学を横断する記事を書く。
東洋史の研究者として大学に籍を置いた後、サイエンスライターに転身。中国暦法の伝来から和暦の独自進化まで、暦の変遷を追い続けている。
書斎には各国の暦が壁一面に貼られており、来客を驚かせるのが密かな楽しみ。

七十二候 水始涸 2026 ─ 10月3日〜7日、秋分末候 田の水を落とし稲刈りに備える5日
秋分末候『水始涸(みずはじめてかるる)』は2026年10月3日〜7日。実った稲を刈り取るため田から水を落とす、収穫直前の頃を読み解きます。黄金の田と稲架掛け・新米の風景、田の水を抜く『落水』の農の営み、実りへの感謝、そして寒露へと向かう本格的な秋の入り口にも触れます。

二百二十日 2026年9月11日 ─ 立春から220日目の台風厄日、農家の暦と防災
2026年の二百二十日は9月11日(金)。立春から220日目にあたる農家の厄日は、この年ちょうど八朔と重なります。19年ぶりの一致を暦データで確かめ、気象庁の統計で「厄日」の実像を読み解きます。

七十二候 半夏生 2026 ─ 7月2日〜7月6日、夏至末候 候と雑節が重なり夏至を閉じる満月明けの5日
夏至末候『半夏生(はんげしょうず)』は2026年7月2日〜7月6日。烏柄杓(カラスビシャク)という薬草――半夏が生えはじめる頃を指す候です。この年は同名の雑節『半夏生』と候の初日が同じ7月2日に重なること、田植えを終える農事の節目『半夏半作』、関西のタコ・讃岐のうどん・福井の半夏生鯖といった習わし、満月明けの月が居待・寝待と日ごとに遅く昇るさまから、夏至を閉じる5日間を読み解きます。

重陽の節句 2026年9月9日 ─ 五節句の最後・菊の節句で読み解く不老長寿の暦
2026年9月9日(水)は五節句の最後を飾る重陽の節句。陽数の極み「九」が重なる菊の節句を、六曜・旧暦・月相の実データから読み解きます。旧暦の重陽と六曜に隠れた規則性、2026年ならではの暦の配置、菊酒や栗ごはんの楽しみ方まで。

七十二候 雷乃収声 2026 ─ 9月23日〜27日、秋分初候 雷が声をおさめ中秋の名月を迎える5日
秋分初候『雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)』は2026年9月23日〜27日。夏に轟いた雷が声をおさめ、鳴りやむ頃を読み解きます。春分次候『雷乃発声』と対をなす由来、昼夜が等しくなる秋分の日と彼岸の締めくくり、9月25日の中秋の名月と天文上の満月(27日未明)が2日ずれる暦の妙にも触れます。

暦と自然・年中行事ハブ2026 ─ 二十四節気・雑節・吉日で歩く秋約90日ガイド
立秋を過ぎ、暦はすでに秋の章に入りました。処暑から霜降へと深まる2026年の秋約90日を、二十四節気・雑節・暦注下段という三つの時間の物差しで一枚の地図に描き直します。中秋の名月と満月の2日ズレ、10月1日の天赦日×一粒万倍日、二百十日とおわら風の盆、秋彼岸と玄鳥去まで、暦研究家・野分蓮が読み解きます。