立春・夏至など二十四節気の意味と、季節の変わり目にあわせた過ごし方を解説します。
監修: 野分 蓮(干支と暦の研究家)
寒露次候『菊花開(きくのはなひらく)』は2026年10月13日〜17日。重陽に長寿を願った菊が、いまや盛りを迎える頃を読み解きます。皇室の菊花紋章や観菊・菊人形の文化、厚物・管物といった品種と食用菊、被綿に込めた重陽との縁、新月から三日月へと細く育つ秋の月の暦配置にも静かに触れます。
2026年のシルバーウィークは9月19日(土)〜23日(水)の5連休。敬老の日(9/21)と秋分の日(9/23)に挟まれた9月22日(火)が祝日法の「国民の休日」となり、2015年以来11年ぶりに9月の5連休が復活します。なぜこの年だけ連休が生まれるのか、法律と天文と暦の三層から読み解き、5日間の六曜・吉日・月相を一日ずつ案内する保存版です。
寒露初候『鴻雁来(こうがんきたる)』は2026年10月8日〜12日。北のシベリアから雁が越冬のため渡り来る頃を読み解きます。春の『鴻雁北』と対をなす渡りの暦、燕去り雁来る入れ替わり、V字に連なる雁行の美しさ、後の月見や津軽の雁風呂の伝説、和歌に詠まれた雁が音にも触れ、新月へ向かう静かな秋の空を見上げます。
秋分末候『水始涸(みずはじめてかるる)』は2026年10月3日〜7日。実った稲を刈り取るため田から水を落とす、収穫直前の頃を読み解きます。黄金の田と稲架掛け・新米の風景、田の水を抜く『落水』の農の営み、実りへの感謝、そして寒露へと向かう本格的な秋の入り口にも触れます。
2026年の二百二十日は9月11日(金)。立春から220日目にあたる農家の厄日は、この年ちょうど八朔と重なります。19年ぶりの一致を暦データで確かめ、気象庁の統計で「厄日」の実像を読み解きます。
夏至末候『半夏生(はんげしょうず)』は2026年7月2日〜7月6日。烏柄杓(カラスビシャク)という薬草――半夏が生えはじめる頃を指す候です。この年は同名の雑節『半夏生』と候の初日が同じ7月2日に重なること、田植えを終える農事の節目『半夏半作』、関西のタコ・讃岐のうどん・福井の半夏生鯖といった習わし、満月明けの月が居待・寝待と日ごとに遅く昇るさまから、夏至を閉じる5日間を読み解きます。
2026年9月9日(水)は五節句の最後を飾る重陽の節句。陽数の極み「九」が重なる菊の節句を、六曜・旧暦・月相の実データから読み解きます。旧暦の重陽と六曜に隠れた規則性、2026年ならではの暦の配置、菊酒や栗ごはんの楽しみ方まで。
秋分初候『雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)』は2026年9月23日〜27日。夏に轟いた雷が声をおさめ、鳴りやむ頃を読み解きます。春分次候『雷乃発声』と対をなす由来、昼夜が等しくなる秋分の日と彼岸の締めくくり、9月25日の中秋の名月と天文上の満月(27日未明)が2日ずれる暦の妙にも触れます。
白露末候『玄鳥去(つばめさる)』は2026年9月17日〜22日。春にやってきた燕が、海を越えて南の国へ帰っていく頃を読み解きます。清明初候『玄鳥至』と対をなす別れの候、数千キロを渡る燕の旅、9月20日の秋彼岸入りと祖先を偲ぶ風習、満ちゆく月とシルバーウィークの暦配置にも触れ、白露を締めくくります。
白露次候『鶺鴒鳴(せきれいなく)』は2026年9月12日〜16日。長い尾を上下に振るセキレイが鳴き始める頃を読み解きます。イザナギ・イザナミに男女の道を教えたという神話から『恋教え鳥』と呼ばれた由来、中秋の名月へ向かい澄んでいく秋の夜空、新月から満ちゆく月の暦配置にも触れます。
白露初候『草露白(くさのつゆしろし)』は2026年9月7日〜11日。草に降りた朝露が白く輝き始める、本格的な秋の入り口を読み解きます。9月9日の重陽の節句と菊に長寿を願う風習、露を『はかなさ』の象徴として愛した日本の感性、新月へと欠けゆく月の暦配置にも触れます。
処暑末候『禾乃登(こくものすなわちみのる)』は2026年9月2日〜6日。田の稲穂が黄金色に実り、重く頭を垂れる頃を読み解きます。『禾(のぎ)』の字が稲を表すいわれ、実りへの感謝と台風への警戒が交差する農の暦、月が欠けて白露へと向かう暦配置にも触れ、処暑の三候を締めくくります。
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太陽の運行に基づいて1年を24等分した暦の区切りです。季節の変わり目を知らせる古代からの知恵で、農事や生活の目安として使われてきました。
異なります。節気は太陽暦に基づき、旧暦(太陰暦)は月の満ち欠けに基づきます。日本では両方を使い分けてきました。
季節の食材を取り入れた食事や、衣替え、大掃除など季節の切り替えを意識した行動が開運につながるとされています。