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節気

立秋(りっしゅう)はいつ?2026年の日付と残暑見舞いのマナー

野分 蓮干支と暦の研究家·2026.06.03 更新·約7分
立秋(りっしゅう)はいつ?2026年の日付と残暑見舞いのマナー

この記事でわかること

立秋(りっしゅう)は二十四節気の第13番目、2026年は8月7日。猛暑のただ中ながら、暦のうえではこの日から秋が始まります。『暦便覧』『淮南子』の言葉、立秋なのに暑い理由、涼風至・寒蝉鳴・蒙霧升降の三候、暑中見舞いから残暑見舞いへ切り替わるマナーまで、立秋の意味と過ごし方を解説します。

目次
  1. 1.立秋とは?
  2. 2.2026年の立秋はいつ?
  3. 3.2026年〜2030年の立秋日
  4. 4.立秋の由来と七十二候
  5. 5.暑中見舞いから残暑見舞いへ
  6. 6.立秋なのに暑いのはなぜ?
  7. 7.立秋の過ごし方
  8. 8.よくある質問(FAQ)
  9. 9.まとめ

立秋(りっしゅう)はいつ?2026年の日付と残暑見舞いのマナー

8月7日に「秋が立つ」と言われても、実感はまだ真夏。なぜ古人は、この猛暑のただ中に秋の始まりを置いたのでしょうか。立秋の由来と、暑中見舞いから残暑見舞いへ切り替わる実用マナーを、2026年の日付とともに解説します。

立秋とは?

照りつける日差しの真っただ中で「秋が立つ」と告げる――立秋ほど、暦と体感がかけ離れて感じられる節気はありません。

江戸時代の『暦便覧(こよみびんらん)』(天明7年/1787年)は、立秋を 「初めて秋の気立つがゆゑ(故)なれば也(なり)」 と記します。猛暑の盛りにあっても、暦のうえではこの日、わずかな秋の気配が初めて立ち上がる、というのです。二十四節気の生まれた古代中国でも同じ感覚があり、前漢の『淮南子(えなんじ)』天文訓には「立秋に涼風至る」とあります。立秋は、夏至を陽の極点とする一年の循環のなかで、陽の盛りが陰へと折り返す転換点として位置づけられてきました。

太陽黄経が135度に達した瞬間が、その年の立秋の始まりです。

2026年の立秋はいつ?

項目日付
2026年の立秋8月7日(金)
立秋の期間8月7日〜8月22日頃
次の節気処暑(しょしょ)8月23日(日)

[!NOTE] 立秋は毎年8月7日〜8日頃に訪れます。太陽黄経が135度に達した瞬間が、その年の立秋の始まりです。

2026年の立秋の期間は、月遅れのお盆(8月13〜16日)を含みます。8月13日(木)は旧暦七月の朔日(ついたち)にあたり、新月、そして一粒万倍日。盆の入りと新月、吉日が重なる節目です。

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2026年〜2030年の立秋日

年立秋の日曜日
2026年8月7日金曜日
2027年8月8日日曜日
2028年8月7日月曜日
2029年8月7日火曜日
2030年8月7日水曜日

立秋の日付は太陽の位置で決まるため、年によって8月7日か8日に揺れます。2027年は一日遅い8月8日です。

立秋の由来と七十二候

漢字の意味

  • 立 … 始まる、立ち上がる
  • 秋 … 秋

「立春・立夏・立秋・立冬」の四立(しりゅう)は、それぞれの季節の始まりを告げる節気。立秋は暦のうえで秋の幕開けにあたります。

七十二候(立秋の時期)

立秋の約15日間は、さらに3つの候に分かれます。

候時期意味
初候8/7〜12頃涼風至(すずかぜいたる)― 涼しい風が立ち始める
次候8/13〜17頃寒蝉鳴(ひぐらしなく)― ひぐらしが鳴き始める
末候8/18〜22頃蒙霧升降(ふかききりまとう)― 深い朝霧が立ちこめる

涼風が立ち(初候)、ひぐらしが鳴き(次候)、朝霧が漂う(末候)――まだ暑いさなかにも、夕風や蝉の声、朝のもやに、暦は確かな秋の兆しを見いだしています。

暑中見舞いから残暑見舞いへ

立秋は、夏の便りの呼び名が切り替わる日でもあります。

挨拶状期間(2026年)時候の挨拶
暑中見舞い小暑〜立秋前日(7/7〜8/6)「盛夏」「炎暑」
残暑見舞い立秋〜8月末頃(8/7〜8/31)「晩夏」「立秋」

立秋(8月7日)を過ぎたら、便りは「残暑見舞い」に切り替えます。「暦の上では秋となりましたが」という時候の挨拶が、この時期ならではの趣を添えます。

残暑お見舞い申し上げます

立秋を過ぎましたが、まだまだ厳しい暑さが続いております。
お変わりなくお過ごしでしょうか。
(本文:近況報告など)

朝晩は少しずつ涼しくなってまいりました。
くれぐれもご自愛くださいませ。

令和八年 晩夏

残暑見舞いを出せるのは、一般に8月末頃まで。9月に入ると「残暑」というより秋の便りになります。

立秋なのに暑いのはなぜ?

二十四節気が編まれた中国華北は、内陸の大陸性気候。夏のピークを早く越え、立秋の頃には朝晩に冷気が立ち始めるとされていました。『淮南子』の「立秋に涼風至る」は、その華北の体感を素直に映した言葉です。

一方、四方を海に囲まれた日本は海洋性気候。海水が夏のあいだに蓄えた熱がゆっくり放たれるため、暑さのピークは立秋以降へと持ち越されます。照りつける日差しと「秋が立つ」という言葉の隔たりは、華北の風土が二千年を超えて日本まで届いた、その距離の長さを物語っているのです。

それでも、日は少しずつ短くなり、夕風や雲の表情、蝉の声(ツクツクボウシ)に、秋の気配は着実に忍び寄っています。

立秋の過ごし方

  1. 夏の疲れをケア:暑さの蓄積で体調を崩しやすい頃。消化に良い食事と十分な睡眠で体を整えて。
  2. 残暑見舞いを一筆:立秋を機に、便りの呼び名を切り替えましょう。
  3. お盆を迎える:月遅れのお盆(8月13〜16日)に、祖霊を迎え送る静かな時間を。
  4. 秋の支度を少しずつ:朝夕の涼を感じ始めたら、秋の計画や衣替えの先取りを。

旬の味覚

なす、ぶどう、梨、そして走りのさんま――夏の名残と秋の初物が入りまじる頃。みずみずしい梨や、喉を潤す果物が、残暑の体にやさしくしみ通ります。

よくある質問(FAQ)

Q: 立秋を過ぎたら「暑中」と書いてはいけませんか?

A: 暦のうえでは立秋から秋なので、立秋以降は「残暑見舞い」に切り替えるのが正式です。「暑中見舞い」は立秋の前日までに届くように出しましょう。

Q: 残暑見舞いはいつまで出せますか?

A: 一般的には8月末までが目安です。9月に入ると、残暑というより秋の便りの趣になります。

Q: 立秋から本当に涼しくなりますか?

A: 現代の日本では、立秋はまだ真夏で最高気温の時期にあたります。ただし日の長さは短くなり始め、夕方の風や朝のもやに、秋の気配が少しずつ感じられるようになります。

Q: 2027年の立秋はいつですか?

A: 2027年の立秋は8月8日(日)です。太陽の位置で決まるため、年により8月7日か8日になります。

まとめ

立秋は、猛暑のただ中にありながら、暦のうえで秋の始まりを告げる節気です。

  • 2026年の立秋:8月7日(金)/期間は8月22日頃まで
  • 意味:初めて秋の気が立つ頃(『暦便覧』「初めて秋の気立つがゆゑなれば也」)
  • マナー:この日から便りは「残暑見舞い」へ

照りつける日差しのなかにも、夕風と蝉の声に秋の兆しを探しながら、残暑見舞いの一筆に暦の上の秋を映してみてはいかがでしょう。次の節気は、暑さがようやく和らぐ処暑(8月23日)です。

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📚参考文献・出典

  1. 二十四節気 (Wikipedia 日本語版)— Wikipedia(参照: 2026-05-16)
  2. 暦計算室— 国立天文台 暦計算室(参照: 2026-05-16)
  3. 日本の暦 -国立国会図書館-— 国立国会図書館(参照: 2026-05-16)
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野分 蓮

野分 蓮干支と暦の研究家

  • 十干十二支
  • 二十四節気
  • 自然暦

十干十二支・二十四節気・自然と暦の関わりを、歴史と科学の両面から掘り下げる研究家肌の編集者。古文書の記述と現代の気象データを突き合わせるような、知的好奇心を刺激する考察記事を得意とする。

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この記事について

本記事は一般的な暦の知識や伝統的な解釈に基づいています。 占いの結果を保証するものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。

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目次

目次

  1. 1.立秋とは?
  2. 2.2026年の立秋はいつ?
  3. 3.2026年〜2030年の立秋日
  4. 4.立秋の由来と七十二候
  5. 5.暑中見舞いから残暑見舞いへ
  6. 6.立秋なのに暑いのはなぜ?
  7. 7.立秋の過ごし方
  8. 8.よくある質問(FAQ)
  9. 9.まとめ

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