
日本のお月見は十五夜だけではありません。十三夜とセットで楽しんでこそ「完全なお月見」。2026年の日程、供え物の違い、片月見の禁忌、そしてお月見の長い歴史をひも解きます。
| 行事 | 2026年の日付 | 曜日 | 旧暦 | 別名 |
|---|---|---|---|---|
| 十五夜 | 9月27日 | 日曜日 | 8月15日 | 中秋の名月・芋名月 |
| 十三夜 | 10月25日 | 日曜日 | 9月13日 | 後の月・栗名月・豆名月 |
| 十日夜 | 11月22日頃 | — | 10月10日 | 三の月(主に東日本) |
[!TIP] 2026年は十五夜・十三夜ともに日曜日。家族でゆっくりお月見を楽しめる絶好の年です。
十五夜は旧暦8月15日の月を愛でる行事で、中秋の名月とも呼ばれます。一年で最も月が美しい時期とされ、平安時代に中国の「中秋節」が伝わったのが起源です。
「中秋の名月=満月」と思われがちですが、必ずしも一致しません。旧暦の1ヶ月は29.5日のため、旧暦15日と天文学上の満月にずれが生じることがあります。
| 年 | 中秋の名月 | 天文学上の満月 | 一致? |
|---|---|---|---|
| 2024 | 9月17日 | 9月18日 | × |
| 2025 | 10月6日 | 10月7日 | × |
| 2026 | 9月27日 | 9月27日 | ○ |
| 2027 | 9月16日 | 9月16日 | ○ |
| 2028 | 10月3日 | 10月3日 | ○ |
[!IMPORTANT] 2026年は中秋の名月と満月が完全に一致する年です。 まん丸の満月でお月見ができる貴重な機会。次に一致するのは2027年ですが、それ以降は2030年まで一致しません(2029年は不一致)。
十三夜は旧暦9月13日のお月見で、日本独自の風習です。中国から伝わった十五夜と異なり、十三夜は平安時代の醍醐天皇が月を愛でたことが始まりとされています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 旧暦9月13日(2026年は10月25日) |
| 別名 | 後の月(のちのつき)・栗名月・豆名月 |
| 月の形 | やや欠けた月(満月の2日前) |
| 起源 | 日本独自。醍醐天皇の観月が始まりとされる |
| 特徴 | 秋の深まりとともに澄んだ空気で月が美しい |
| お供え | 数量・内容 | 十五夜との違い |
|---|---|---|
| 月見団子 | 13個 | 十五夜は15個 |
| 栗 | 適量 | 「栗名月」の由来 |
| 枝豆・大豆 | 適量 | 「豆名月」の由来 |
| すすき | 3〜5本 | 十五夜と同様 |
| 秋の果物 | 柿・りんご等 | 季節の果物が変わる |
[!TIP] 十五夜が「芋名月」、十三夜が「栗名月」と呼ばれるのは、供え物の主役の違いに由来します。 十五夜は里芋の収穫期、十三夜は栗や豆の収穫期。いずれも秋の実りへの感謝が込められています。
片月見とは、十五夜と十三夜のどちらか一方しか月見をしないことを指し、縁起が悪いとされています。
| 状態 | 意味 | 縁起 |
|---|---|---|
| 十五夜+十三夜 両方見る | 完全なお月見 | ○ 吉 |
| 十五夜だけ見る | 片月見 | × 凶 |
| 十三夜だけ見る | 片月見 |
本記事は一般的な暦の知識や伝統的な解釈に基づいています。 占いの結果を保証するものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。
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編集方針について →参考情報:暦注・民俗資料、公的機関の暦情報を参考に編集部が整理しています。
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| お供え | 数量・内容 | 意味 |
|---|---|---|
| 月見団子 | 15個(ピラミッド状に積む) | 満月に見立てた感謝の象徴 |
| すすき | 3〜5本 | 稲穂の代わり。魔除けの力 |
| 里芋 | 適量 | 別名「芋名月」の由来。収穫感謝 |
| 秋の果物 | ぶどう・梨・柿等 | 収穫の恵みへの感謝 |
| 秋の七草 | できれば数種 | 萩・尾花・葛・撫子・女郎花・藤袴・桔梗 |
月見団子の詳しい作り方と積み方は月見団子の作り方ガイドをご参照ください。
| × 凶 |
[!CAUTION] 片月見は「不完全」「中途半端」を意味し、縁起が悪いとされます。 十五夜を見たら、必ず十三夜(2026年は10月25日)も見ましょう。江戸時代には、遊郭でも十五夜に来た客は十三夜にも来るよう仕向けたという記録があります。
2026年のスケジュールを事前に確認しておきましょう。
| 日付 | 行事 | やること |
|---|---|---|
| 9月27日(日) | 十五夜 | 月見団子15個+すすき+里芋を供えてお月見 |
| 10月25日(日) | 十三夜 | 月見団子13個+すすき+栗・豆を供えてお月見 |
両日とも日曜日なので、2026年は片月見を避けやすい年です。
十五夜・十三夜に加えて十日夜を含めた三つの月見を「三月見(さんつきみ)」と呼び、すべて見ると大変縁起が良いとされます。
| 時間帯 | 月の位置 | 見え方 |
|---|---|---|
| 17:30頃 | 東の地平線から昇り始め | 大きく赤みを帯びた月 |
| 19:00頃 | 東〜南東の空 | オレンジがかった明るい月 |
| 20:00〜22:00 | 南東〜南の空 | 白く輝く見頃のピーク |
| 23:00以降 | 南〜南西の空 | 高い位置で煌々と輝く |
[!TIP] 月が昇り始める時間帯の月は、地平線近くの大気の影響で大きく赤く見えます。 これは「月の錯視」と呼ばれる現象。実際に月の大きさは変わりませんが、低い位置の月はドラマチックに見えるため、昇り始めの月も見逃さないようにしましょう。
| 時代 | できごと |
|---|---|
| 唐代(中国) | 中秋節として月を愛で、月餅を食べる風習が確立 |
| 平安時代 | 遣唐使を通じて日本に伝来。貴族が舟の上で月を映す「観月の宴」を開く |
| 鎌倉〜室町 | 武家社会に広まり、月見の宴が風流の象徴に |
| 江戸時代 | 庶民に普及。月見団子・すすきを供える現在の形が定着 |
| 現代 | 家庭行事として定着。各地で観月イベントが開催される |
一部の地域では、十五夜に子どもたちが各家を回って月見団子やお菓子を「盗む」風習がありました。これはお供え物を多くの人に分けることで福が広がるという考えに基づいています。日本版のハロウィンともいえるユニークな風習です。
A: 月が雲に隠れることを**「無月(むげつ)」、雨のお月見を「雨月(うげつ)」**と呼びます。日本では「見えないこともまた風情」として楽しむ文化があります。月見団子を食べながら雲の向こうの月を想像するのも、日本のお月見の醍醐味です。
A: 収穫される農作物が時期によって異なるためです。十五夜(旧暦8月15日)は里芋の収穫期なので「芋名月」、十三夜(旧暦9月13日)は栗や豆の収穫期なので「栗名月・豆名月」と呼ばれます。供え物を変えることで、それぞれの時期の実りに感謝しています。
A: ベランダや窓辺にテーブルを置き、月見団子とすすきを飾るだけで十分です。東〜南向きの窓があれば月が見えやすいです。室内の照明を落とすと月の光がよく見えます。すすきはフラワーショップやスーパーの花売り場で9月中旬から購入できます。
A: 翌朝に下げるのが一般的です。 月見団子は「月の力をいただく」として食べましょう。果物もいただきます。すすきは玄関先に飾ると魔除けになるとされ、しばらく飾っておく家庭もあります。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 2026年十五夜 | 9月27日(日)— 満月と一致する貴重な年 |
| 2026年十三夜 | 10月25日(日)— 栗名月・豆名月 |
| 片月見 | 十五夜と十三夜の両方を見ないと縁起が悪い |
| 十五夜の供え物 | 月見団子15個・すすき・里芋 |
| 十三夜の供え物 | 月見団子13個・すすき・栗・豆 |
| 見頃 | 20時〜22時頃が最も見やすい |
2026年は十五夜と満月が一致し、両日とも日曜日。お月見を存分に楽しめる最高の条件が揃っています。片月見を避けて、ぜひ十五夜と十三夜の両方を楽しみましょう。
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