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十五夜と十三夜2026|片月見を避ける正しいお月見の楽しみ方

暦川 ひなた暦の案内人·2026.05.12 更新·約10分
十五夜と十三夜2026|片月見を避ける正しいお月見の楽しみ方

この記事でわかること

2026年の十五夜は9月25日、十三夜は10月22日。片月見の禁忌、十五夜・十三夜それぞれの供え物の違い、月の出時刻と方角、お月見の歴史まで詳しくご案内します。

目次
  1. 1.2026年のお月見日程
  2. 2.十五夜(中秋の名月)
  3. 3.十三夜(後の月)
  4. 4.片月見の禁忌
  5. 5.十日夜(とおかんや)
  6. 6.月の出時刻と見頃
  7. 7.お月見の歴史
  8. 8.よくある質問
  9. 9.まとめ

十五夜と十三夜2026|片月見を避ける正しいお月見の楽しみ方

中秋の名月って聞くと、ちょっと背筋が伸びるような気持ちになりませんか。実は日本のお月見は十五夜だけじゃなく、ひと月遅れの十三夜とセットで楽しむ風習があるんですね。2026年の日程や供え物の違い、片月見の意味まで、ひと月かけて月を味わう作法を一緒に見ていきましょう。

2026年のお月見日程

行事2026年の日付曜日旧暦別名
十五夜9月25日金曜日8月15日中秋の名月・芋名月
十三夜10月22日木曜日9月13日後の月・栗名月・豆名月
十日夜11月頃—10月10日三の月(主に東日本)

[!TIP] 2026年の十五夜は金曜日。仕事帰りにゆっくりお月見を楽しみ、翌土曜に余韻を味わえます。十三夜は木曜日なので、帰宅後の夜空を見上げましょう。


十五夜(中秋の名月)

十五夜とは

十五夜は旧暦8月15日の月を愛でる行事で、中秋の名月とも呼ばれます。一年で最も月が美しい時期とされ、平安時代に中国の「中秋節」が伝わったのが起源です。

中秋の名月と満月のずれ

「中秋の名月=満月」と思われがちですが、必ずしも一致しません。旧暦の1ヶ月は29.5日のため、旧暦15日と天文学上の満月にずれが生じることがあります。

年中秋の名月天文学上の満月一致?
20249月17日9月18日×
202510月6日10月7日×
20269月25日9月26日△(1日差)
20279月15日9月15日○
202810月3日10月3日○

[!TIP] 2026年は中秋の名月と満月が1日ずれますが、ほぼ満月に近い丸い月を楽しめます。 完全一致は翌2027年。旧暦の月の満ち欠けと天文学上の満月にはわずかなずれが生じることがあります。

十五夜の供え物

お供え数量・内容意味
月見団子15個(ピラミッド状に積む)満月に見立てた感謝の象徴
すすき3〜5本稲穂の代わり。魔除けの力
里芋適量別名「芋名月」の由来。収穫感謝
秋の果物ぶどう・梨・柿等収穫の恵みへの感謝
秋の七草できれば数種萩・尾花・葛・撫子・女郎花・藤袴・桔梗

月見団子の詳しい作り方と積み方は月見団子の作り方ガイドをご参照ください。


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十三夜(後の月)

十三夜とは

十三夜は旧暦9月13日のお月見で、日本独自の風習です。中国から伝わった十五夜と異なり、十三夜は平安時代の醍醐天皇が月を愛でたことが始まりとされています。

項目内容
日付旧暦9月13日(2026年は10月22日)
別名後の月(のちのつき)・栗名月・豆名月
月の形やや欠けた月(満月の2日前)
起源日本独自。醍醐天皇の観月が始まりとされる
特徴秋の深まりとともに澄んだ空気で月が美しい

十三夜の供え物

お供え数量・内容十五夜との違い
月見団子13個十五夜は15個
栗適量「栗名月」の由来
枝豆・大豆適量「豆名月」の由来
すすき3〜5本十五夜と同様
秋の果物柿・りんご等季節の果物が変わる

[!TIP] 十五夜が「芋名月」、十三夜が「栗名月」と呼ばれるのは、供え物の主役の違いに由来します。 十五夜は里芋の収穫期、十三夜は栗や豆の収穫期。いずれも秋の実りへの感謝が込められています。


片月見の禁忌

片月見(かたつきみ)とは

片月見とは、十五夜と十三夜のどちらか一方しか月見をしないことを指し、縁起が悪いとされています。

状態意味縁起
十五夜+十三夜 両方見る完全なお月見○ 吉
十五夜だけ見る片月見× 凶
十三夜だけ見る片月見× 凶

[!CAUTION] 片月見は「不完全」「中途半端」を意味し、縁起が悪いとされます。 十五夜を見たら、必ず十三夜(2026年は10月22日)も見ましょう。江戸時代には、遊郭でも十五夜に来た客は十三夜にも来るよう仕向けたという記録があります。

片月見を避けるには

2026年のスケジュールを事前に確認しておきましょう。

日付行事やること
9月25日(金)十五夜月見団子15個+すすき+里芋を供えてお月見
10月22日(木)十三夜月見団子13個+すすき+栗・豆を供えてお月見

十五夜は金曜、十三夜は木曜。いずれも仕事帰りの夜に楽しめます。カレンダーに両日をマークしておきましょう。


十日夜(とおかんや)

十五夜・十三夜に加えて十日夜を含めた三つの月見を「三月見(さんつきみ)」と呼び、すべて見ると大変縁起が良いとされます。

項目内容
日付旧暦10月10日(2026年は11月22日頃)
地域主に東日本(関東・甲信越・東北)
行事収穫感謝の祭り。稲刈り後のわらを束ねて打つ「わら鉄砲」
供え物おはぎ・ぼた餅

月の出時刻と見頃

2026年十五夜(9月25日)の目安

時間帯月の位置見え方
17:30頃東の地平線から昇り始め大きく赤みを帯びた月
19:00頃東〜南東の空オレンジがかった明るい月
20:00〜22:00南東〜南の空白く輝く見頃のピーク
23:00以降南〜南西の空高い位置で煌々と輝く

[!TIP] 月が昇り始める時間帯の月は、地平線近くの大気の影響で大きく赤く見えます。 これは「月の錯視」と呼ばれる現象。実際に月の大きさは変わりませんが、低い位置の月はドラマチックに見えるため、昇り始めの月も見逃さないようにしましょう。


お月見の歴史

中国から平安貴族へ

時代できごと
唐代(中国)中秋節として月を愛で、月餅を食べる風習が確立
平安時代遣唐使を通じて日本に伝来。貴族が舟の上で月を映す「観月の宴」を開く
鎌倉〜室町武家社会に広まり、月見の宴が風流の象徴に
江戸時代庶民に普及。月見団子・すすきを供える現在の形が定着
現代家庭行事として定着。各地で観月イベントが開催される

「お月見泥棒」の風習

一部の地域では、十五夜に子どもたちが各家を回って月見団子やお菓子を「盗む」風習がありました。これはお供え物を多くの人に分けることで福が広がるという考えに基づいています。日本版のハロウィンともいえるユニークな風習です。


よくある質問

Q: 曇りや雨で月が見えない場合はどうしますか?

A: 月が雲に隠れることを**「無月(むげつ)」、雨のお月見を「雨月(うげつ)」**と呼びます。日本では「見えないこともまた風情」として楽しむ文化があります。月見団子を食べながら雲の向こうの月を想像するのも、日本のお月見の醍醐味です。

Q: 十五夜と十三夜で供え物が違うのはなぜ?

A: 収穫される農作物が時期によって異なるためです。十五夜(旧暦8月15日)は里芋の収穫期なので「芋名月」、十三夜(旧暦9月13日)は栗や豆の収穫期なので「栗名月・豆名月」と呼ばれます。供え物を変えることで、それぞれの時期の実りに感謝しています。

Q: マンションでお月見をする場合のコツは?

A: ベランダや窓辺にテーブルを置き、月見団子とすすきを飾るだけで十分です。東〜南向きの窓があれば月が見えやすいです。室内の照明を落とすと月の光がよく見えます。すすきはフラワーショップやスーパーの花売り場で9月中旬から購入できます。

Q: お供え物はいつ下げますか?

A: 翌朝に下げるのが一般的です。 月見団子は「月の力をいただく」として食べましょう。果物もいただきます。すすきは玄関先に飾ると魔除けになるとされ、しばらく飾っておく家庭もあります。


まとめ

ポイント内容
2026年十五夜9月25日(金)— 秋分直後の名月
2026年十三夜10月22日(木)— 栗名月・豆名月
片月見十五夜と十三夜の両方を見ないと縁起が悪い
十五夜の供え物月見団子15個・すすき・里芋
十三夜の供え物月見団子13個・すすき・栗・豆
見頃20時〜22時頃が最も見やすい

澄んだ秋の空気の中、ふと見上げる夜空にやわらかな月が浮かんでいる ── そんな静かな夜を、ひと月の間に二度味わえるなんて贅沢ですね。スマホのカレンダーにそっと十三夜の日付も書き加えて、ふた月続きの月の時間を楽しんでみてくださいね。

暦は関所ではなく道しるべ。いつだって、あなたの一歩を後押ししてくれます。── 暦川ひなた


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📚参考文献・出典

  1. 吉凶 (Wikipedia 日本語版)— Wikipedia(参照: 2026-05-16)
  2. 日本の暦 -国立国会図書館-— 国立国会図書館(参照: 2026-05-16)
  3. 和暦 (Wikipedia 日本語版)— Wikipedia(参照: 2026-05-16)
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目次

目次

  1. 1.2026年のお月見日程
  2. 2.十五夜(中秋の名月)
  3. 3.十三夜(後の月)
  4. 4.片月見の禁忌
  5. 5.十日夜(とおかんや)
  6. 6.月の出時刻と見頃
  7. 7.お月見の歴史
  8. 8.よくある質問
  9. 9.まとめ

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