九星気学 2027年(丁未)の年間運勢|九星別の吉方位・開運月・注意月を暦で読み解く

この記事でわかること
2027年の九星気学は、2月4日の立春から九紫火星が年盤の中宮に座る「火の年」。五黄殺は北、暗剣殺は南、丁未年の歳破は北東に定まり、月盤は五黄から三碧まで12回の中宮交代を重ねます。2月28日から12月11日までの六つの天赦日を柱に、本命星別の吉方位・開運月・注意月を、星見そらが福カレンダーの暦データから読み解きました。
目次
立春の宵、南の空にオリオン座が高く昇る頃、九星気学の年盤は音もなく一年ぶんの回転を終えます。2027年2月4日、その回転の中心に座るのは九紫火星——九つの星のなかでただひとつ「火」を宿す星です。夏の夜空でさそり座の心臓アンタレスが赤く脈打つように、2027年の盤面は中央に火をともした年になります。年の干支は丁未(ひのとひつじ)。十干の「丁」もまた火の気を帯びていますから、天の巡りと九星の巡りが同じ色を選んだ、珍しい一年と言えるでしょう。
星見そらが、福カレンダーの暦データを頼りに、2027年の年盤・月盤・六つの天赦日、そして本命星別の吉方位と開運月・注意月を、夜空の地図を読むように辿っていきます。
2027年の年盤 ─ 九紫火星が中宮に座る「火の年」
九星気学の一年は、元日ではなく立春から始まります。国立天文台の暦要項に基づく福カレンダーの節気テーブルでは、2027年の立春は2月4日(木)。前日の2月3日までは2026年盤(一白水星中宮)のまま、当日から2027年盤へ切り替わります。ちなみに立春当日は六曜が先負、日干支は甲寅で寅の日、旧暦では12月28日にあたり、旧正月(2月7日の新月)を目前にした、年の瀬と年始が重なる不思議な一日です。
年盤の中宮に九紫火星が入ると、残る八つの星は後天定位から四つぶん進んだ座へ移ります。2027年の年盤は次の配置です。
| 方位 | 回座する星 | 五行 | 2027年の性格 |
|---|---|---|---|
| 北 | 五黄土星 | 土 | 五黄殺(年盤最大の凶方位) |
| 南 | 四緑木星 | 木 | 暗剣殺(五黄殺の対冲) |
| 北東 | 三碧木星 | 木 | 歳破(未年の対冲=丑の方位) |
| 東 | 七赤金星 | 金 | 喜びと対話の座 |
| 南東 | 八白土星 | 土 | 継承と蓄えの座 |
| 南西 | 六白金星 | 金 | 実りと支えの座 |
| 西 | 二黒土星 | 土 | 静かな養いの座 |
| 北西 | 一白水星 | 水 | 深く澄んだ智慧の座 |
| 中宮 | 九紫火星 | 火 | 年の主役。顕現・名声・離合集散 |
2026年の年盤では五黄土星が南に、暗剣殺が北にありましたが、2027年はその南北がそっくり入れ替わります。五黄殺は「自ら招く腐敗」、暗剣殺は「外から降りかかる不意の一撃」——この二つに加えて、2027年は丁未年の歳破が北東に定まるため、年間を通じて避けたい三大凶方位は北・南・北東の三つになります。
九紫火星の象意は「離」——火は物を照らし、同時に分けます。中宮に火が座る年は、隠れていたものが明るみに出やすく、評価や名声が動きやすい一方で、人間関係の離合集散も起こりやすい。そう読むのが九星気学の伝統的な見立てです。天文学の側から言えば、火は熱ではなく光として遠くまで届くもの。2027年は「何を照らすか」を自分で選ぶ年、と星見そらは考えています。
月盤12回の中宮交代 ─ 2027年の節入りカレンダー
年盤が一年動かないのに対して、月盤は節入りごとに中宮が切り替わります。九紫火星が年盤中宮の年は、2月の月盤が五黄土星から始まり、毎月ひとつずつ数を減らして巡ります。福カレンダーの節気テーブルによる2027年の節入り日と月盤は、以下の通りです。
| 節月 | 節入り日(節気) | 月盤中宮 | 五黄殺 | 暗剣殺 |
|---|---|---|---|---|
| 2月 | 2月4日(立春) | 五黄土星 | — | — |
| 3月 | 3月6日(啓蟄) | 四緑木星 | 北西 | 南東 |
| 4月 | 4月5日(清明) | 三碧木星 | 西 | 東 |
| 5月 | 5月6日(立夏) | 二黒土星 | 北東 | 南西 |
| 6月 | 6月6日(芒種) | 一白水星 | 南 | 北 |
| 7月 | 7月7日(小暑) | 九紫火星 | 北 | 南 |
| 8月 | 8月8日(立秋) | 八白土星 | 南西 | 北東 |
| 9月 | 9月8日(白露) | 七赤金星 | 東 | 西 |
| 10月 | 10月8日(寒露) | 六白金星 | 南東 | 北西 |
| 11月 | 11月8日(立冬) | 五黄土星 | — | — |
| 12月 | 12月7日(大雪) | 四緑木星 | 北西 | 南東 |
| 2028年1月 | 1月6日(小寒) | 三碧木星 | 西 | 東 |
ここで目を引くのは三つの局面です。
- 2月と11月の五黄中宮月:五黄土星が中央に収まるため、月盤上の五黄殺・暗剣殺が消えます。年盤の三大凶方位だけを避ければよい、動きやすい二ヶ月です。
- 7月の九紫中宮月:年盤と月盤の中宮が九紫火星で重なる「火の重なり」。月盤の五黄殺(北)と暗剣殺(南)が年盤のそれと完全に一致し、南北の凶が二重になります。
- 6月の一白中宮月:月盤の五黄殺が南、暗剣殺が北と、年盤とちょうど逆向きに重なります。南北のどちらも年盤か月盤の凶方位に当たるため、この月は東西方向の移動が中心になります。
九星は実在の星ではなく、方位と時間を九つの象意で読み解くための座標である。 — ウィキペディア「九星術」の記述を踏まえた要約
「九星=天体」という誤解は、九星気学のよくある誤解でも触れた通り。実際の夜空を見上げる楽しみと、盤面を読む楽しみは、別々の窓から同じ一年を眺める行為です。
六つの天赦日 ─ 2027年を貫く柱の日
九星の盤面に暦注を重ねると、一年の輪郭がいっそう立体的になります。福カレンダーの暦マスターによる2027年の天赦日は年に六回。それぞれの日に、六曜・日干支・その月の月盤中宮を添えて並べてみます。
| 天赦日 | 曜日 | 六曜 | 日干支 | 月盤中宮 | 重なる暦注・行事 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2月28日 | 日 | 仏滅 | 戊寅 | 五黄 | 寅の日。2027年盤で最初の天赦日 |
| 4月29日 | 木 | 先勝 | 戊寅 | 三碧 | 寅の日・昭和の日(祝日) |
| 5月15日 | 土 | 先勝 | 甲午 | 二黒 | 上弦の月の週。五月の火の午 |
| 7月14日 | 水 | 仏滅 | 甲午 | 九紫 | 一粒万倍日。ただし三隣亡・受死日と重複 |
| 9月26日 | 日 | 先負 | 戊申 | 七赤 | 一粒万倍日。ただし不成就日と重複 |
| 12月11日 | 土 | 赤口 | 甲子 | 六白 | 一粒万倍日・甲子(60干支の起点) |
六回のうち、一粒万倍日と重なるのは7月14日・9月26日・12月11日の三日。ただし7月14日は三隣亡と受死日、9月26日は不成就日が同居しており、伝統的な暦読みでは「天赦日が凶を覆う」とする一方、慎重派は避ける日でもあります。福カレンダー編集部としては、迷いなく推せるのは12月11日(土)——赤口ではあるものの、天赦日と一粒万倍日、そして60干支の起点である甲子の日が同じ日に重なる、2027年の暦でもっとも厚みのある一日です。
九星の側から読むと、この六日は月盤中宮の色で役割が分かれます。
- 2月28日(五黄月):凶方位のない月に迎える年初の天赦日。年の計画を紙に書き出す日に
- 4月29日(三碧月):発芽と発声の月。祝日でもあり、新しい発信や学びの開始に
- 5月15日(二黒月):大地の月。土台づくり、住まいや家族に関わる決めごとに
- 7月14日(九紫月):火の重なりの月。表舞台に立つ約束、作品や名前を世に出す日に
- 9月26日(七赤月):沢の月。対話・和解・秋の実りを分かち合う日に
- 12月11日(六白月):天の月。年内の締めくくりと、2028年へ向けた最初の一歩に
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本命星別 ─ 2027年の吉方位・開運月・注意月
ここからが本題です。本命星別の年間吉方位は、年盤上で①三大凶方位(北・南・北東)、②自分の星が回座する本命殺、③その対冲の本命的殺を除いたうえで、残った座の星が自分の星と相生または比和の関係にある方位を拾って読みます。開運月は本命星が月盤で南東(巽・縁と発展)または南(離・顕現)に回る節月、注意月は中宮入りの月(八方を塞がれ静観が向く月)と北(坎・停滞と内省)に回る節月としました。本命星がまだ分からない方は本命星の診断ページからどうぞ。
| 本命星 | 年盤の座 | 本命殺 / 本命的殺 | 2027年の吉方位 | 開運月 | 注意月 |
|---|---|---|---|---|---|
| 一白水星 | 北西 | 北西 / 南東 | 南西・東 | 5月・10月 | 2月・6月(中宮)・11月 |
| 二黒土星 | 西 | 西 / 東 | 南西・南東 | 4月・9月・2028年1月 | 5月(中宮)・10月 |
| 三碧木星 | 北東 | 北東 / 南西 | 北西 | 3月・8月・12月 | 4月(中宮)・9月・2028年1月(中宮) |
| 四緑木星 | 南 | 南 / 北 | 北西 | 2月・7月・11月 | 3月(中宮)・8月・12月(中宮) |
| 五黄土星 | 北 | 北 / 南 | 南西・東・南東・西 | 6月・10月 | 2月(中宮)・7月・11月(中宮) |
| 六白金星 | 南西 | 南西 / 北東 | 東・南東・西・北西 | 5月・9月 | 6月・10月(中宮) |
| 七赤金星 | 東 | 東 / 西 | 南西・南東・北西 | 4月・8月・2028年1月 | 5月・9月(中宮) |
| 八白土星 | 南東 | 南東 / 北西 | 南西・東・西 | 3月・7月・12月 | 4月・8月(中宮)・2028年1月 |
| 九紫火星 | 中宮 | (中宮入り) | 南東・西 | 2月・6月・11月 | 3月・7月(中宮)・12月 |
表の「月」はすべて節月——節入り日から次の節入りの前日までを指します。各星の一年を、一行ずつ添えておきます。
- 一白水星:年盤では北西の乾宮に回り、2026年の中宮入りから一歩外へ出る年。6月の中宮入り月を挟んで、5月と10月に南東・南で光を受けます。吉方位は南西と東の金気の座。
- 二黒土星:西の兌宮で静かに養う年。5月は中宮入りで足を止め、9月に南の離宮で成果が表に出ます。南西・南東の土と金の座が味方。
- 三碧木星:北東の艮宮——ただしそこは2027年の歳破の座。本命殺と歳破が重なるため、動くなら北西の一白(水生木)だけに絞るのが無難。開運月は3月・8月・12月。
- 四緑木星:南の離宮に回りますが、そこは暗剣殺の座。本命殺・暗剣殺・本命的殺(北=五黄殺)が重なる難しい年で、吉方位は北西のみ。2月の南東入りと7月の南入りが光の月。
- 五黄土星:北の坎宮、すなわち五黄殺の座そのもの。年盤上では動きを最小に、月盤で6月(南)と10月(南東)に光を受けます。吉方位は四つと多いので、月盤の凶方位を重ねて絞ってください。
- 六白金星:南西の坤宮。吉方位が東・南東・西・北西と広く、2027年でもっとも動きやすい星のひとつ。10月の中宮入りだけは静観を。
- 七赤金星:東の震宮。発信の座に金の星が入る年で、4月・8月・2028年1月に南・南東の光を受けます。吉方位は南西・南東・北西。
- 八白土星:南東の巽宮で縁を結ぶ年。3月・7月・12月に開運月が並び、8月の中宮入りだけを避ければ、南西・東・西の三方位が使えます。
- 九紫火星:年盤中宮入り——九年に一度、自分の星が年の主役になる年です。八方を塞がれる「八方塞がり」と呼ばれる年でもあり、吉方位は南東と西の二つに限られます。2月・6月・11月に月盤で南・南東へ回る時が、内側の火を外へ向ける好機。
九紫火星が中宮に入る年は、伝統的には「八方塞がり」と呼ばれて慎重に過ごす年とされます。本命殺の考え方でも触れましたが、塞がりの年は「動けない年」ではなく「軸を決める年」——火は動き回るより、一箇所で燃えるほうが遠くまで見えるものです。
福カレンダー編集部の2027年計画術 ─ 年盤・月盤・天赦日を重ねる
星見そらが2027年の年間計画を組み立てるときの手順を、福カレンダーの暦データを使って整理しておきます。占術書を何冊も並べる前に、年盤・月盤・天赦日の三層を一枚に重ねてみると、一年の地図はかえって素朴になります。
- まず、年盤の三大凶方位(北・南・北東)を一年の「行かない方角」として地図に塗る
- 上の表で自分の本命星の年間吉方位を確認し、旅行・引っ越し・開業の候補方位を絞る
- 六つの天赦日を柱に置き、それぞれの月盤中宮の象意で「その日に何を始めるか」を決める
- 自分の開運月には予定を入れ、中宮入りの月と北に回る月には大きな決断を置かない
- 残った空白に、一粒万倍日や節入り日を点描して、月ごとの動きを整える
この順番で組むと、九星気学が「当たる・当たらない」の占いではなく、一年を九つの窓で眺めるスケジューラーであることが自然に体感できます。月ごとの詳しい吉方位は、福カレンダーの九星気学 月盤ガイドの2027年版で順次お届けします。
2027年盤の最後の日は2028年2月3日(木)。翌2月4日の立春に、中宮は八白土星へ——火が燃え尽きたあとの灰が、山の土になる番です。九紫の一年は、その灰をどれだけ豊かに残せるかを問う年。立春の宵にオリオンを見上げながら、あなたの火を、どこに向けて灯すかを決めてみてください。
参考文献・データ出典
- 国立天文台 暦計算室「暦要項」 — 2027年の二十四節気(立春 2月4日ほか)・節入り日の根拠
- 国立国会図書館「日本の暦」 — 暦注と九星の歴史的背景
- ウィキペディア「九星術」— 九星気学の成り立ちと後天定位盤の基礎概念
- 福カレンダー暦マスター(
data/almanac/year-2027.json・NAOJ検証済)— 2027年の六曜・天赦日・一粒万倍日・干支・月相データ
文:星見そら(福カレンダー編集部・星と月の語り部)
参考文献・出典
- 九星気学 (Wikipedia 日本語版)— Wikipedia(参照: 2026-05-16)
- 日本陰陽五行学会— 日本陰陽五行学会(参照: 2026-05-16)
- 日本の暦 -国立国会図書館-— 国立国会図書館(参照: 2026-05-16)
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本記事は一般的な暦の知識や伝統的な解釈に基づいています。 占いの結果を保証するものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。
免責事項を読む →福カレンダーでは、暦に関するコンテンツを正確かつ分かりやすくお届けするよう努めています。
編集方針について →参考情報:九星気学に関する一般的な文献・解説書、暦注資料を参考に編集部が整理しています。
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