2026年11月9日 さそり座新月×12星座 ─ 旧暦10月1日の朔に願いを結ぶ夜、星座別の願い事と書き方

この記事でわかること
2026年11月9日(月)16時02分、月と太陽がさそり座で重なり新月を迎えます。この日は旧暦10月1日で、十二直は「建」、日家九星は一白水星。いくつもの「始まり」が重なる朔の夜に、12星座それぞれが結びたい願いと、11月24日の満月までの暦を福カレンダーが読み解きます。
目次
立冬を過ぎると、夕暮れは駆け足になります。十一月の空は五時を待たずに茜を手放し、群青のなかに冬の匂いを含みはじめる。その移ろいの途中、2026年11月9日の午後、月と太陽はさそり座のひとところに重なり、暦は新月を刻みます。
さそり座は、十二星座のなかでもっとも「深さ」を宿す星座です。広く浅くではなく、ひとつのことを底まで見つめる。その懐で生まれる新月は、あれもこれもと願いを並べる夜というより、本当に手にしたいものをひとつ選び、腹を決める夜にふさわしいでしょう。
2026年11月9日のさそり座新月 ─ 16時02分、旧暦10月1日の朔
国立天文台暦計算室の暦要項(朔弦望)によれば、2026年11月9日の朔(さく)、すなわち新月の瞬間は16時02分。まだ西の空に陽が残る時刻に、月は太陽と同じ方向へまわり込みます。福カレンダーの天文計算では、このとき太陽と月はともに黄経でさそり座の17度付近に位置しています。
新月は「月が消える日」ではありません。国立天文台の解説「満月や新月の日を知るには」にもあるとおり、月と太陽が同じ向きに並び、満ち欠けがひと巡りして再び始まる起点です。
この日の暦を、福カレンダーの暦マスターで確かめてみます。
| 項目 | 2026年11月9日(月)の暦 |
|---|---|
| 旧暦 | 10月1日(神無月の朔日) |
| 六曜 | 仏滅 |
| 吉日 | 大明日 |
| 凶日 | 三隣亡 |
| 十二直 | 建(たつ) |
| 日家九星 | 一白水星 |
| 日干支 | 丁亥(ひのとい) |
| 月相 | 新月(朔 16時02分) |
| 二十四節気 | 立冬の期間(11月7日〜) |
六曜が仏滅なのは、旧暦の朔日だからです。六曜は旧暦の月日で決まり、旧暦10月1日は毎年かならず仏滅から始まります。いわば暦の「振り出し」としての仏滅で、新月そのものの吉凶を告げるものではありません。三隣亡は古くから建築にまつわる凶日とされる日なので、棟上げや大きな工事の着手は避けるのが無難ですが、願いを書きとめることとは関わりのない暦注です。一方で、この日は天地がひらけて日の光が隅々まで届くとされる大明日でもあります。なお、六曜の大安は翌11月10日(火)です。
「始まり」が四つ重なる朔日 ─ 建・一白水星・亥の月の亥の日
暦をもう少し丁寧に眺めると、この新月にはめずらしい重なりが見えてきます。
- 月の始まり: 朔は月の満ち欠けの起点
- 暦の月の始まり: 旧暦10月1日、神無月の朔日
- 十二直の始まり: 十二直は「建」から数えはじめる。その一番目の建にあたる
- 九星の始まり: 日家九星は、九つの星の一番目である一白水星
十二直の建は、節月の十二支と同じ十二支の日にめぐってきます。11月7日の立冬から節月は亥の月に入り、11月9日は丁亥、つまり亥の月の亥の日。だからこそ、この日が建になるのです。建は物事を打ち建てる日として、十二直のなかでも吉とされてきました。詳しくは福カレンダーの建(たつ)の日の解説にまとめています。
旧暦10月の亥の日には、亥の子餅をいただいて無病息災を願う「亥の子」の習わしが、西日本を中心に伝えられてきました。茶の湯で炉を開くのも、この亥の月の亥の日がひとつの目安とされます。冬を迎える支度と、新しい月の始まり。暦は、静かに火を入れる日をここに置いているのかもしれません。
冬のはじめを詠んだ古歌に、こんな一首があります。
神無月 降りみ降らずみ 定めなき 時雨ぞ冬の 始めなりける
『後撰和歌集』に詠み人しらずとして収められたこの歌は、降ったりやんだりする神無月の時雨に、冬の始まりを聞きとっています。移ろいやすさのなかに季節の確かな起点を見る。そのまなざしは、見えない月に新しい周期を感じとる新月の夜とよく似ています。
さそり座が照らすテーマ ─ ひとつを選び、深く結ぶ
さそり座は水のエレメントに属し、不動宮に分類される星座です。象意は、深い絆、集中、変容、そして再生。ひとたび心を決めたら簡単には手放さない、静かで粘り強い力を持っています。
さそり座の季節は、暦のうえでもくっきりと区切られています。国立天文台の二十四節気のうち、霜降(10月23日18時38分)は太陽黄経210度、小雪(11月22日16時23分)は240度。この30度の区間を太陽が進むあいだが、ちょうどさそり座の季節にあたります。霜が降りはじめ、冬の門をくぐる季節に、さそり座の新月はめぐってくるのです。
さそり座新月に向く願いの例を挙げてみましょう。
- 本当に大切にしたい人との絆を、深く結び直す
- 散らばっていた関心を、ひとつの目標に絞り込む
- 長く抱えてきた古い習慣や執着を、手放して生まれ変わる
- お金や時間など、誰かと分かち合う資源の扱い方を見直す
- 心の奥にある本音を、自分自身に正直に認める
もうひとつ、天体の動きにも触れておきます。福カレンダーの天文計算では、水星は10月下旬から11月中旬にかけて、さそり座のなかで見かけ上の逆行をしています。新月の時期はまだその逆行のさなか。まったく新しいことを始めるより、すでに温めてきた願いを「これに決める」と定める夜として過ごすと、さそり座らしい新月になるでしょう。さそり座そのものの性質は、さそり座の開運ガイドでも紹介しています。
12星座が受け取る、さそり座新月のメッセージ
同じさそり座新月でも、自分の太陽星座によって響く場所は変わります。それぞれの星座が受け取りやすいテーマを、月のたよりとして書きとめました。
| 星座 | さそり座新月が照らすテーマ |
|---|---|
| おひつじ座 | 分かち合う資源と深い縁。信頼できる相手と、本音で向き合う |
| おうし座 | パートナーシップ。向き合う相手との約束を、結び直す |
| ふたご座 | 仕事と日々の習慣。体と時間の使い方を、ひとつずつ整える |
| かに座 | 創造と愛情。心から楽しめることに、思いきり打ち込む |
| しし座 | 住まいと家族。足もとの基地を、深く安心できる場所にする |
| おとめ座 | 言葉と学び。身近な人との対話から、大切な気づきが生まれる |
| てんびん座 | 収入と価値観。自分が本当に大切にしたいものを見極める |
| さそり座 | 自分自身の再出発。この一年の願いを、まっさらに描く |
| いて座 | 休息と手放し。いて座の季節を前に、心の荷物をおろす |
| やぎ座 | 仲間と未来。信頼できる輪のなかで、願いを育てる |
| みずがめ座 | 仕事と社会的な役割。腹を決めた一歩が、評価につながる |
| うお座 | 学びと遠い世界。心ひかれる分野を、深く掘り下げる |
どの星座にも通じるのは、「広げる前に、深める」というメッセージです。ちょうど半年前の2026年5月2日には、さそり座で満月を迎えていました。そのとき手放したものがある方は、5月2日のさそり座満月の記事を読み返してから、空いた場所にどんな種をまくかを考えてみてください。
願い事の書き方と、11月24日の満月へ続く暦
新月に願い事を書く習わしは、月が満ちていく力に願いを重ねる考え方として親しまれてきました。さそり座新月の作法を、福カレンダー編集部なりに整理してみます。
- 新月の瞬間(11月9日16時02分)を迎えてから書く。8時間以内なら11月10日0時ごろまで、48時間以内なら11月11日16時ごろまでが目安とされる
- 願いは2〜10個。ただしさそり座新月では、いちばん叶えたいものをひとつ選び、最初の行に書く
- 「〜しますように」ではなく、すでに叶ったような現在形で、手書きで記す
- 上弦の月(11月17日20時48分)のころと、満月の前夜に読み返す
願い事を書く前後の時間帯の考え方はボイドタイムの解説、書き方の具体例は新月の願い事リストの作り方が参考になります。
新月から満月までの暦の流れを、表にまとめました。
| 日付 | 六曜 | 暦の要素 | 月相 |
|---|---|---|---|
| 11月7日(土) | 赤口 | 立冬・一粒万倍日・十死日 | 晦 |
| 11月9日(月) | 仏滅 | さそり座新月・大明日・三隣亡・建 | 新月(16時02分) |
| 11月10日(火) | 大安 | ─ | 新月直後 |
| 11月17日(火) | 赤口 | 大明日 | 上弦(20時48分) |
| 11月22日(日) | 大安 | 小雪 | 十三夜 |
| 11月24日(火) | 先勝 | 大明日・寅の日 | 満月(23時54分) |
新月の2日前、11月7日の立冬は一粒万倍日と十死日が重なる日です。願いを書く日はあくまで新月の9日に置き、翌10日の大安には、書いた願いに向けた小さな最初の行動を一つ添えてみてはいかがでしょう。そして11月24日(火)、国立天文台の暦要項で23時54分に満月を迎えます。このとき月はふたご座にあり、太陽は小雪を過ぎて、いて座へ移っています。大明日と寅の日が重なるこの満月の夜は、さそり座新月で結んだ願いの育ち具合を確かめる節目になるでしょう。
星見そらの夜空メモ
新月の夜は月明かりがないぶん、星がよく見えます。ただ、さそり座の主役であるアンタレスは、十一月にはもう夕方の西の低空に沈みかけていて、見つけるのは難しい季節です。見えない月と、沈んでいく星座。その奥ゆかしさこそが、晩秋のさそり座新月らしさだと、わたしは思うのです。
これから月がどう満ちていくのかは、福カレンダーの月齢カレンダーで確かめられます。新月から上弦、満月へと向かう月の歩みを眺めながら、自分の願いの育ち具合を重ねてみてください。
自分の星にとって今回のさそり座新月がどんな意味を持つのか、もう一歩深く知りたくなったら、福占い処のAI鑑定をのぞいてみるのもひとつの方法です。星と暦が交わるところに、あなただけの願いの地図が浮かび上がるかもしれません。
旧暦の朔日、建の日、一白水星。いくつもの「始まり」が重なる11月9日の夕暮れに、ひとつだけ、本当の願いを書きとめてみてください。
参考文献・出典
- 十二星座 (Wikipedia 日本語版)— Wikipedia(参照: 2026-05-16)
- 暦象年表— 国立天文台 暦計算室(参照: 2026-05-16)
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本記事は一般的な暦の知識や伝統的な解釈に基づいています。 占いの結果を保証するものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。
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編集方針について →参考情報:暦注・民俗資料、公的機関の暦情報を参考に編集部が整理しています。
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