福カレンダーのロゴ福カレンダー
2025年2026年2027年
一覧を見る
地域・風習吉日ガイド暦の知識占い
福おみくじ絵馬
トップ·カレンダー·おみくじ·夢占い·絵馬·暦の知識·吉日ガイド·福コラム·使い方·ヘルプ·FAQ
利用規約·プライバシーポリシー·運営者情報·お問い合わせ·編集者紹介|© 2026 福カレンダー

※ 当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しており、上記リンクを通じてお申し込みがあった場合、当サイトに報酬が支払われることがあります。ご紹介するサービスは独自の基準で選定しています。

Home>知識一覧>旬の食材>雨水の食べ物
旬野 椿の編集者ページへ旬野 椿/ 旬と食の歳時記
春の節気2月19日〜3月4日頃

雨水の食べ物・旬の食材ガイド

雨水(うすい)

雪が雨に変わり、旬の海の幸が目覚める

雨水の旬の食材

雨水の旬の食材

わかめ(若布)

新わかめの収穫がピーク。柔らかく香り高い生わかめは早春の味覚。

おすすめの食べ方:味噌汁、しゃぶしゃぶ、酢の物
「わかめ」をお取り寄せ →PR

はまぐり(蛤)

産卵を控え身がふっくらと太る時期。桃の節句の行事食でもある。

おすすめの食べ方:お吸い物、酒蒸し、焼きはまぐり
「はまぐり」をお取り寄せ →PR

菜の花(菜花)

引き続き旬。つぼみが開き切る前の蕾菜が特に美味。

おすすめの食べ方:からし和え、天ぷら、ちらし寿司の彩り
「菜の花」をお取り寄せ →PR

縁起の良い食べ物・行事食

ひなあられ

桃の節句(3月3日)に供えるカラフルなあられ。四季の色で一年の健康を祈る。

ちらし寿司

ひな祭りの定番。海老(長寿)、れんこん(見通し)、豆(健康)で縁起を担ぐ。

水がぬるむ頃——雨水と「桃の節句」の食の結びつき

雨水は、空から降るものが雪から雨へと変わり、凍りついていた大地がゆるみ始める頃を指します。この時期は旧暦の「桃の節句」(ひな祭り)と重なることが多く、雨水の食文化は桃の節句の行事食と切り離せない関係にあります。

雛人形を飾るのに最も縁起が良いとされるのが「雨水の日」です。水の神様は豊穣と子宝の象徴であり、雨水に雛人形を飾ると良縁に恵まれるという言い伝えが古くから残っています。そしてこの時期の食卓もまた、女児の健やかな成長と幸福を願う品々で彩られるのです。

雛祭りの食卓(はまぐりのお吸い物)

はまぐり——「二枚貝」に込められた夫婦和合の祈り

桃の節句にはまぐりのお吸い物がつきものですが、なぜ数ある貝の中からはまぐりが選ばれたのでしょうか。

はまぐりの二枚の貝殻は、同じ個体のもの同士でなければぴたりと合わないという特性があります。この「他の貝とは決して合わない」という性質が、「一人の伴侶と添い遂げる」という夫婦和合の象徴として解釈されました。つまり、娘の将来に良い伴侶との巡り合いを願う親心が、はまぐりの椀物には込められているのです。

平安時代の貴族の間では「貝合わせ」という遊びが流行しましたが、これもはまぐりの対になる貝殻を探す遊びでした。雅な遊びと食の縁起が結びつき、桃の節句の定番料理として定着したのです。

雨水の時期のはまぐりは、産卵を控えて身が最もふっくらと太っており、味わいの面でも一年の中で最高の状態にあります。縁起だけでなく、旬としての理にもかなった選択なのです。

新わかめに宿る「春の海」の力

雨水の頃、各地の沿岸部では「新わかめ」の収穫が最盛期を迎えます。冬の冷たい海水で育ったわかめは、春の日差しが強くなると一気に成長し、柔らかくも歯ごたえのある絶妙な食感となります。

古代日本では、わかめは「和布(にぎめ)」と呼ばれ、神事に欠かせない供物でした。万葉集にもわかめを詠んだ歌が残されており、海の恵みへの感謝の念が食文化の根底にあったことがわかります。

栄養面では、わかめに豊富に含まれるヨウ素やカルシウム、マグネシウムは、冬の間に不足しがちなミネラルを補給するのに最適です。先人たちが「春先にはわかめを食べよ」と伝えてきたのは、経験から導かれた生活の知恵と言えるでしょう。

二十四節気「雨水」の詳しい解説はこちら

ひなあられの「四季の色」と菱餅の三色

ひなあられの4色——ピンク(桃)、緑(草)、黄(菜の花)、白(雪)——は日本の四季を表しています。一年を通じて娘の健康と幸せを願うという意味が込められており、単なるお菓子ではなく、季節の循環そのものを象徴する食べ物です。

関東のひなあられは甘い米菓子であるのに対し、関西では醤油や塩で味付けしたあられが主流です。この東西の違いもまた、日本の食文化の多様性を物語っています。

菱餅の三色にも深い意味があります。ピンクは「桃の花」であり魔除け、白は「雪」であり清浄、緑は「新芽」であり生命力を象徴します。下から緑・白・ピンクの順に重ねるのは、「雪の下で草木が芽吹き、やがて花が咲く」という春の情景を表現しているのです。

ちらし寿司——「散らす」ことの祝祭性

桃の節句のちらし寿司には、エビ(長寿)、れんこん(見通しが良い)、豆(まめに働く)など、縁起の良い食材がふんだんに使われます。色とりどりの具材を「散らす」ことで、華やかさと豊かさを食卓に演出する——これは日本特有の「ハレの日」の食の美学です。

「寿司」という字そのものに「寿(ことぶき)を司(つかさど)る」という意味が含まれており、祝いの席にふさわしい料理として選ばれてきました。

冬の海から春の海へ——食卓で感じる海の季節

雨水を境に、食卓に並ぶ海の幸にも変化が訪れます。冬場に主役だったカキやタラ、ブリに代わり、はまぐり、わかめ、メバルといった「春の海の幸」が顔を出し始めます。

この切り替わりは、水温の変化と密接に関わっています。雨水の名の通り、雪解け水が川を通じて海に流れ込むこの時期は、沿岸部の海水にも微妙な変化が生じ、春の魚介類が活動を始めるタイミングと重なるのです。

雨水の食卓を彩る品々には、厳冬を乗り越えた喜びと、新しい季節への希望が凝縮されています。暦の移ろいを意識しながら春の海の恵みをいただくことは、日本人が何百年もの間大切にしてきた生活の作法なのです。

この記事に関連するおすすめ広告

新暦と一緒に見る 旧暦・二十四節気カレンダー 2026年
楽天

新暦と一緒に見る 旧暦・二十四節気カレンダー 2026年

1,980円

PR
新暦と一緒に見る 旧暦・二十四節気カレンダー 2026年
楽天

新暦と一緒に見る 旧暦・二十四節気カレンダー 2026年

2,199円

PR

この時期の吉日をチェック

雨水の期間中の大安・一粒万倍日・天赦日を確認

2026年2月のカレンダーを見る

この記事をシェア

ポストLINE
旬野 椿

旬野 椿旬と食の歳時記

旬の食材と暦の関わりを、五感に訴える文章で届ける食の歳時記編集者。二十四節気に寄り添った食卓の提案から、旬の素材の選び方・保存法まで、暦を「食べる」楽しさを伝えている。

この編集者の記事を見る →

この記事について

本記事は一般的な暦の知識や伝統的な解釈に基づいています。 占いの結果を保証するものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。

免責事項を読む →

福カレンダーでは、暦に関するコンテンツを正確かつ分かりやすくお届けするよう努めています。

編集方針について →

参考情報:暦注・民俗資料、公的機関の暦情報を参考に編集部が整理しています。

←
前の節気
立春の食べ物
→
次の節気
啓蟄の食べ物
🔗

他カテゴリの関連記事

ひな祭りの食べ物完全ガイド|ちらし寿司・はまぐり・ひなあられの由来
🌟吉日

ひな祭りの食べ物完全ガイド|ちらし寿司・はまぐり・ひなあられの由来

京都の春を告げる「都をどり」と花街の文化
🗾地域

京都の春を告げる「都をどり」と花街の文化

二十四節気「立春」はいつ?春に向けて始めるべきこと
🌸節気

二十四節気「立春」はいつ?春に向けて始めるべきこと

清明祭(シーミー)と祖先崇拝 ─ 沖縄の墓前祭と春の開運
🗾地域

清明祭(シーミー)と祖先崇拝 ─ 沖縄の墓前祭と春の開運

🍽️

旬の食材の関連記事

清明の食べ物・旬の食材ガイド【2026年版】

清明の食べ物・旬の食材ガイド【2026年版】

春分の食べ物・旬の食材ガイド【2026年版】

春分の食べ物・旬の食材ガイド【2026年版】

大寒の食べ物・旬の食材ガイド【2026年版】

大寒の食べ物・旬の食材ガイド【2026年版】

あわせて読みたい

他のカテゴリの知識も学んでみませんか?

🌸

節気の知識

立春・夏至など二十四節気の意味と、季節の変わり目にあわせた過ごし方を解説します。

→
🌿

自然と暦の知識

季節の移ろいと自然のサイン。二十四節気や旧暦と自然現象の関係を解説します。

→
🗾

地域の知識

全国各地の独自の風習や行事、その由来や地域差について解説します。

→