
法事・法要は故人の冥福を祈り、遺族が集う大切な仏事です。2026年の法事に適した日取りカレンダー、六曜と仏事の意外な関係、命日からの計算ガイド、準備・マナーまで、暦の知恵を活かした日選びを解説します。
法事の日取りは、結婚や引越しのように「吉日を選ぶ」という考え方ではなく、**「避けるべき日を知る」**という観点が重要です。基本は命日を起点に日程を決め、参列者が集まりやすい土日に調整します。
| 日取りの基準 | 内容 | 重要度 |
|---|---|---|
| 命日より前の日 | 法事は命日当日か、それより前に行う | ◎必須 |
| 土日・祝日 | 親族が集まりやすい日を優先 | ◎重要 |
| 大安 | 世間体として無難。特に年配の参列者に安心感 | ○参考 |
| 友引 | 葬式では避けるが、法事はOK | △誤解多い |
| お寺の都合 | 僧侶の予定が最優先 | ◎必須 |
[!IMPORTANT] 法事は命日より後ろ倒しにしないのがマナーです。命日当日が平日で集まりにくい場合は、前倒しで直前の土日に設定するのが一般的です。
故人の命日を起点に、以下のスケジュールで法事を行います。
| 法事の名称 | 時期 | 内容・特徴 |
|---|---|---|
| 初七日(しょなのか) | 命日から7日目 | 最初の法要。近年は葬儀当日に繰り上げて行うことが多い |
| 四十九日(しじゅうくにち) | 命日から49日目 | 最も重要な法要。忌明けの区切り。納骨を行うことも多い |
| 百か日(ひゃっかにち) | 命日から100日目 | 「卒哭忌(そっこくき)」とも。悲しみに区切りをつける |
| 一周忌 | 満1年目の命日 | 年忌法要の中で最も重要 |
| 三回忌 | 満2年目の命日 | 「三回忌」は亡くなった年を1回目と数える |
| 七回忌 | 満6年目の命日 | ここから規模を縮小するケースが多い |
| 十三回忌 | 満12年目の命日 | 家族のみで行うことが増える |
| 十七回忌 | 満16年目の命日 | 省略する家庭もある |
| 二十三回忌 | 満22年目の命日 | 省略可 |
| 三十三回忌 | 満32年目の命日 | 多くの宗派で「弔い上げ」とする区切り |
| 五十回忌 | 満49年目の命日 | 最終的な弔い上げ |
[!TIP] 「三回忌」は亡くなって2年目です。亡くなった年を「1」と数えるため、三回忌は満2年、七回忌は満6年になります。間違えやすいので注意しましょう。
2026年に法事を迎える方の命日の目安です。
| 2026年に迎える法要 | 故人の命日(没年) |
|---|---|
| 一周忌 | 2025年に亡くなった方 |
| 三回忌 | 2024年に亡くなった方 |
| 七回忌 | 2020年に亡くなった方 |
| 十三回忌 | 2014年に亡くなった方 |
| 十七回忌 | 2010年に亡くなった方 |
| 二十三回忌 | 2004年に亡くなった方 |
| 三十三回忌 | 1994年に亡くなった方 |
| 五十回忌 | 1977年に亡くなった方 |
法事では「最強開運日」を狙うというより、参列者が集まりやすい土日で、六曜が無難な日を選ぶのが現実的です。以下は大安と土日が重なる好日程を中心にまとめました。
| 順位 | 日付 | 曜日 | 暦の特徴 | おすすめ理由 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1月5日 | 月 | 天赦日+一粒万倍日 | 年始の最強開運日。新年の法事に |
| 2 | 3月22日 | 日 | 天赦日+一粒万倍日 | 春彼岸シーズン。日曜で集まりやすい |
| 3 | 2月14日 | 土 | 大安+一粒万倍日 | 土曜で調整しやすい |
| 4 | 5月16日 | 土 | 大安+一粒万倍日 | GW明けの落ち着いた時期 |
| 5 | 6月5日 | 金 | 天赦日+一粒万倍日 | 最強開運日 |
| 6 | 8月14日 | 金 | 天赦日 | お盆時期。帰省と合わせやすい |
| 7 | 9月20日 | 日 | 大安+一粒万倍日 | 秋彼岸シーズン |
| 8 | 10月27日 | 火 | 天赦日 | 秋の法事シーズン |
| 9 | 11月7日 | 土 | 大安+一粒万倍日 | 土曜で調整しやすい |
| 10 | 12月11日 | 金 | 天赦日 | 年末の法事に |
[!TIP] お彼岸(3月・9月)やお盆(8月)の時期は法事と合わせやすいです。親族が帰省するタイミングに合わせると、集まりやすくなります。
各月の大安+土日を中心に、法事の日取りに適した日をまとめました。
| 月 | おすすめ日(土日中心) | 特記事項 |
|---|---|---|
| 1月 | 4日(日)、5日(月)◎、11日(日)、18日(日) | 5日は天赦日+一粒万倍日。三が日明け |
| 2月 | 8日(日)、14日(土)、15日(日)、22日(日) | 14日は大安+一粒万倍日 |
| 3月 | 8日(日)、15日(日)、22日(日)◎、29日(日) | 22日は天赦日。17〜23日は春彼岸 |
| 4月 | 5日(日)、12日(日)、19日(日)、26日(日) | 春の法事シーズン |
| 5月 | 3日(日)、10日(日)、16日(土)、24日(日) | 16日は大安+一粒万倍日。GW利用も |
| 6月 | 5日(金)◎、7日(日)、14日(日)、21日(日) | 5日は天赦日+一粒万倍日 |
| 7月 | 5日(日)、12日(日)、19日(日)、26日(日) | 7月盆(新盆)地域は注意 |
| 8月 | 2日(日)、9日(日)、14日(金)◎、16日(日) | 14日は天赦日。お盆帰省と合わせて |
| 9月 | 6日(日)、13日(日)、20日(日)、27日(日) | 20〜26日は秋彼岸。20日は大安+一粒万倍日 |
| 10月 | 4日(日)、11日(日)、18日(日)、25日(日) | 27日(火)は天赦日 |
| 11月 | 1日(日)、7日(土)、8日(日)、15日(日) | 7日は大安+一粒万倍日 |
| 12月 | 6日(日)、11日(金)◎、13日(日)、20日(日) | 11日は天赦日。年内に済ませたい方向け |
※◎は天赦日
六曜(ろくよう)は中国由来の暦注であり、本来、仏教とは一切無関係です。しかし世間的な慣習として気にする方も多いため、知っておくと安心です。
| 六曜 | 法事との関係 | 解説 |
|---|---|---|
| 大安 | ○問題なし | 終日吉。年配の方にも安心感がある |
| 友引 | ○法事はOK | 葬式は「友を引く」として避けるが、法事は問題なし |
| 先勝 | ○問題なし | 午前中が吉。法事を午前に行えばなお良い |
| 先負 | ○問題なし | 午後が吉。午後の法事に適する |
| 赤口 | △やや注意 | 正午のみ吉。気にする方は避ける |
| 仏滅 | ○実はOK | 「仏」の字があるが仏教とは無関係。詳細は下記 |
「仏滅」は「物が滅する日」が語源であり、お釈迦様の入滅(仏の滅)とは全く関係ありません。
| よくある誤解 | 正しい知識 |
|---|---|
| 仏滅は仏教の凶日 | 六曜は中国の占術であり仏教の教えではない |
| 仏滅に法事はNG | むしろ「物が滅して再生する日」として仏事に適するという説も |
| お寺が仏滅を避ける | 多くの僧侶は六曜を気にしない。浄土真宗では明確に否定 |
[!IMPORTANT] 仏教界の公式見解として、六曜は迷信であり仏事の日取りに影響しないとされています。浄土真宗本願寺派は「六曜は仏教と無関係であり、こだわる必要はない」と明言しています。
友引は「友を引く(道連れにする)」という俗信から葬式では避けるのが慣例ですが、これはあくまで葬儀(告別式)の話です。
| 仏事の種類 | 友引の扱い |
|---|---|
| 葬式・告別式 | ✕ 避けるのが慣例(火葬場も休業が多い) |
| 法事・法要 | ○ 問題なし |
| 四十九日法要 | ○ 問題なし |
| お墓参り | ○ 問題なし |
| 納骨 | ○ 問題なし |
| 時期 | やること |
|---|---|
| 2ヶ月前 | お寺に連絡し、僧侶の予定を確認。日程と場所を決定 |
| 1ヶ月前 | 案内状を発送。出欠の返事を締切の2週間前に設定 |
| 2週間前 | 出席者の人数確定。会食の予約。引き出物の手配 |
| 1週間前 | お布施・お供え物の準備。花の手配 |
| 前日 | 仏壇の掃除。供花・供物の最終確認 |
| 当日 | 僧侶の送迎(必要な場合)。お布施を渡す |
| 法要の種類 | お布施の目安 | お車代 | 御膳料 |
|---|---|---|---|
| 四十九日 | 3万〜5万円 | 5,000〜1万円 | 5,000〜1万円 |
| 一周忌 | 3万〜5万円 | 5,000〜1万円 | 5,000〜1万円 |
| 三回忌 | 1万〜5万円 | 5,000〜1万円 | 5,000〜1万円 |
| 七回忌以降 | 1万〜3万円 | 5,000〜1万円 | 5,000〜1万円 |
[!TIP] お車代は僧侶が自分の車で来る場合に渡します。会場まで送迎する場合は不要です。御膳料は僧侶が会食に出席しない場合に渡します。
| 法要 | 施主・遺族 | 参列者 |
|---|---|---|
| 四十九日 | 喪服(正装) | 喪服(準礼装) |
| 一周忌 | 喪服(正装) | 喪服(準礼装) |
| 三回忌 | 喪服(正装〜準礼装) | 喪服またはダークスーツ |
| 七回忌以降 | ダークスーツ・地味な平服 | 地味な平服 |
| 十三回忌以降 | 地味な平服 | 地味な平服 |
[!CAUTION] 三回忌までは原則として喪服を着用します。「もう2年経ったから」と軽装にすると、年配の親族から指摘を受けることがあります。七回忌以降は地味な平服でかまいません。
| 故人との関係 | 金額の目安 |
|---|---|
| 親 | 1万〜3万円 |
| 兄弟姉妹 | 1万〜3万円 |
| 祖父母 | 5,000〜1万円 |
| おじ・おば | 5,000〜1万円 |
| 友人・知人 | 5,000〜1万円 |
A: はい、命日当日でなくても問題ありません。命日より前の土日祝日に設定するのが一般的です。ただし、命日より後ろにずらすのはマナー違反とされています。例えば命日が水曜日なら、その前の土曜か日曜に行いましょう。
A: 法事は友引でも全く問題ありません。「友を引く」の俗信で避けるのは葬儀(告別式)のみです。法事・法要、四十九日、納骨、お墓参りはいずれも友引に行って差し支えありません。実際、多くの僧侶も六曜を気にしていません。
A: 仏滅の法事はNGではありません。「仏滅」の「仏」は仏教の仏ではなく、「物が滅する」が語源です。六曜自体が仏教と無関係であり、浄土真宗をはじめ多くの宗派が「六曜は迷信」との立場をとっています。ただし、年配の参列者が気にする場合は大安や先勝の日を選ぶと無難です。
A: 一周忌・三回忌は3万〜5万円が相場です。七回忌以降は1万〜3万円に下がる傾向があります。別途、お車代(5,000〜1万円)と御膳料(5,000〜1万円)を用意します。地域やお寺によって異なるため、事前にお寺に確認するのがベストです。
A: 多くの家庭では**三十三回忌を「弔い上げ」**として最後の法要とします。宗派によっては五十回忌まで行うこともあります。現実的には、七回忌以降は家族のみの小規模な法要にし、十三回忌以降は省略する家庭も増えています。菩提寺に相談して決めましょう。
A: できるだけ早めに施主に連絡しましょう。欠席する場合は御仏前(香典)を現金書留で送るのがマナーです。手紙やメッセージカードを添えると丁寧です。法事後にお供え物やお花を贈るのも良い方法です。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 日取りの基本 | 命日より前の土日に設定。後ろ倒しはNG |
| 六曜の扱い | 仏教とは無関係。気にしすぎる必要なし |
| 友引の法事 | 葬式は避けるが、法事はOK |
| 仏滅の法事 | 問題なし(「仏」は仏教と無関係) |
| お布施相場 | 一周忌・三回忌:3万〜5万円 |
| 服装 | 三回忌まで喪服、七回忌以降は地味な平服 |
| 準備開始 | お寺への連絡は2ヶ月前 |
法事・法要は故人を偲び、遺族の絆を確かめる大切な仏事です。日取りは暦にこだわりすぎず、参列者が無理なく集まれる日を第一に考えましょう。福カレンダーで六曜や吉日を確認しながら、ご家族で相談して最適な日程を決めてください。
関連記事
今日の吉日をチェック
この知識を活かして、最適な日を見つけましょう。
本記事は一般的な暦の知識や伝統的な解釈に基づいています。 占いの結果を保証するものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。
免責事項を読む →福カレンダーでは、暦に関するコンテンツを正確かつ分かりやすくお届けするよう努めています。
編集方針について →参考情報:暦注・民俗資料、公的機関の暦情報を参考に編集部が整理しています。
他のカテゴリの知識も学んでみませんか?
2,398円
PR5,400円
PR7,770円
PR3,800円
PR1,149円
PR10,080円
PR※ 当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しており、上記リンクを通じてお申し込みがあった場合、当サイトに報酬が支払われることがあります。ご紹介するサービスは独自の基準で選定しています。