
夜空を見上げれば、春の星座が少しずつ夏の配置へと入れ替わる頃。地上でも穀雨の雨が大地を潤し、やがて立夏の風が吹き始めます。九星気学の盤もまた、この季節の境目に大きく回座を変えます。2026年4月後半から5月にかけて、九つの星はどんな景色を映し出すのでしょうか。
2026年は二黒土星が中宮に座る年です。二黒土星は五行の「土」に属し、大地の母のような包容力をもつ星。年全体を通じて「地道な努力が実を結ぶ」「基盤を整える」というテーマが流れています。
さらに、2026年の干支は**丙午(ひのえうま)。十干の「丙(ひのえ)」も十二支の「午(うま)」もともに火の気**を持ち、60年に一度の強い火のエネルギーが巡る年です。この「火」の気は情熱・行動力・表現力を後押しする一方、勢いが強すぎると空回りや衝突を招くこともあります。
土(年盤中宮)と火(干支)の関係は五行相生で「火生土」——火は土を生み育てます。つまり2026年は、情熱や行動力が地道な努力をさらに後押しする好循環が生まれやすい年と読めます。
九星気学では、月ごとに九星の配置(月盤)が変わります。4月後半から5月にかけての変化を押さえておきましょう。
4月の月盤では四緑木星が中宮に入ります。四緑木星は「風」と「縁」の星。人間関係が活発に動き、新しいつながりや情報が舞い込みやすい月です。春の柔らかな風に乗って、物事が自然に広がっていく気配があります。
5月に入ると月盤の中宮は三碧木星へ。三碧木星は「雷」と「発芽」の象意を持ち、新しいことを始めるエネルギーに満ちています。4月に結んだ縁や集めた情報を、5月には具体的な行動として打ち出すのに適した気の流れです。
穀雨(4月20日)から立夏(5月5日)への約2週間は、まさにこの月盤の切り替わりと季節の転換が重なるタイミング。気のエネルギーが大きく入れ替わる時期なので、心身のリズムを意識的に整えることが大切です。
各本命星ごとの運気の傾向と、この時期におすすめのアクションをまとめました。
| 本命星 | 運気の傾向 | おすすめアクション |
|---|---|---|
| 一白水星 | 人脈拡大・情報収集が吉 | 気になっていた人に連絡を取る。水の気を活かし、柔軟に動くことで好機をつかめる |
| 二黒土星 | 年盤中宮で注目度上昇 | 周囲のサポート役に徹すると信頼が積み上がる。丙午の火が土を育てるので着実に前進 |
| 三碧木星 | 5月に中宮入り・転換期 | 新企画の発表や宣言に最適。ただし勢い任せは禁物、計画を練ってから動くこと |
| 四緑木星 | 4月は中宮で好調・5月は減速 | 4月中に種まきを済ませ、5月は成果を待つ姿勢で。焦らず流れに身を任せる |
| 五黄土星 | 基盤固め・内面の充実期 | 家や職場の環境整備、断捨離が開運につながる。丙午の火の恩恵を受けやすい土星 |
| 六白金星 | 目上からの引き立てあり | リーダーシップを発揮する場面が増加。ただし丙午の火剋金に注意、無理は禁物 |
| 七赤金星 | 社交運好調・散財に注意 | 食事会や交流の場で運を広げる。金の気は火に剋されるため、出費の管理を意識 |
| 八白土星 | 変化・転機の暗示 | 引っ越し・転職など大きな決断に追い風。火生土で後押しされるが、準備は怠りなく |
| 九紫火星 | 丙午年と共鳴・絶好調 | 自己表現・発信が高い評価を受ける。火の気が重なりすぎたら水の気(休息・静寂)で調整 |

星見 そら星と月の語り部
九星気学・月の満ち欠け・星座占いなど、天体と運勢の関わりを詩的かつ科学的に読み解く語り部。夜空を見上げるたびに物語が始まるような、ロマンチックでありながら根拠のある解説が魅力。
この編集者の記事を見る →本記事は一般的な暦の知識や伝統的な解釈に基づいています。 占いの結果を保証するものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。
免責事項を読む →福カレンダーでは、暦に関するコンテンツを正確かつ分かりやすくお届けするよう努めています。
編集方針について →参考情報:九星気学に関する一般的な文献・解説書、暦注資料を参考に編集部が整理しています。
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2026年の丙午は火のエネルギーが際立つ年。五行の相生関係で火は土を生む(火生土)ため、土の星である二黒土星・五黄土星・八白土星は火の恩恵を自然に受け取れます。また九紫火星は火そのものの星であり、丙午のエネルギーと最も強く共鳴します。これらの星にとって、4月後半〜5月は行動力を発揮しやすい好機です。
五行では火は金を剋す(火剋金)関係にあります。金の星である六白金星・七赤金星は、丙午年の強い火の気に圧迫されやすい傾向があります。無理にペースを上げず、休息を十分に取ること。白や銀色など金の気を補うアイテムを身につけるのも効果的です。
木は火を生む(木生火)ため、自分のエネルギーが丙午の火に吸い取られる感覚を覚えることも。意識的にグリーンの空間や植物に触れて木の気を補充しましょう。一方で、自分の力が周囲を活性化させる形でポジティブに働く場面も多い時期です。
体のリズムを整える — 気の変動が激しい時期は自律神経が乱れやすくなります。朝日を浴びて体内時計をリセットし、夜は早めに休みましょう。穀雨の雨の日は無理をせず、室内でゆっくり過ごすのも開運の知恵です。
「土用」の影響を意識する — 4月17日頃から立夏までは春の土用にあたります。土用は季節の変わり目に現れる「土」の期間。新しいことを始めるよりも、これまでの整理や準備に充てるのが吉とされています。特に土の星(二黒・五黄・八白)は土用の影響を受けやすいので、体調管理を優先してください。
立夏を境に切り替える — 立夏(5月5日)は暦の上での夏の始まり。ここから気のエネルギーが一段と活発になります。立夏以降に新しいプロジェクトや挑戦をスタートさせると、三碧木星が中宮に入った5月の月盤の追い風を受けられます。
九星気学では方位の活用も重要な開運法です。この時期に意識したい方位のヒントをいくつか挙げておきます。
ラッキーカラーとしては、火の年らしく赤・オレンジ・紫が全体的に好調。ただし金の星(六白・七赤)は火に負けないよう白・シルバー・ゴールドをアクセントに加えてバランスを取りましょう。
2026年の丙午のエネルギーと、穀雨から立夏へ向かう季節の気が交差するこの時期は、動と静のバランスが鍵です。自分の本命星の傾向を知り、火の気との相性を意識することで、この季節の転換期を味方につけることができます。
九星気学は「知って備える」ための智慧。星の配置を完璧に覚える必要はありません。ただ、空を見上げるように——自分の星がいま盤上のどこにいるのかを時おり意識してみる。それだけで、日々の選択に小さな指針が生まれるはずです。
春の星座がそっと夏の星座にバトンを渡すように、九星の盤もまた静かに回り続けています。その動きに耳を澄ませてみてください。
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