2026年11月の九星気学 月盤ガイド|八白土星中宮月の吉方位と本命星別の開運アクション

この記事でわかること
2026年11月の月盤は八白土星が中宮に入る「蓄えと継ぎ目の月」。11月7日の立冬を境に九紫の灯火から八白の山へ盤面が切り替わり、凶方位が四方に及ぶ狭い盤のなかで、11月24日の満月×寅の日×大明日、12月2日の一粒万倍日×大明日を軸に、本命星別の吉方位を星見そらがご案内します。
目次
柿の実が軒先で朱く灯り、朝の吐く息がふっと白くなる頃。11月は、秋の彩りがいっせいに地面へ降りてきて、山がひと皮むけたように輪郭を取り戻す月です。2026年の11月、九星気学の月盤は**八白土星が中宮へと入ります。10月の九紫が「灯火の月」だったとすれば、11月は灯りの下に並べた実りを山の蔵へ運び込む月**。変化と継承を司る「山」の星が真ん中に座るとき、立冬から小雪へと向かう初冬の盤面はどのような景色になるのか——星見そらと一緒に、蔵の月の盤を読み解いていきましょう。
11月の月盤は八白土星が中宮に座る ─ 蓄えと継ぎ目の月
九星気学では、節入りの日を境に月盤の中宮が入れ替わります。2026年の立冬は11月7日(土)18時52分(国立天文台の暦要項による)。この日を境に、10月を照らしていた九紫火星の月盤から、八白土星が中宮に座る11月の月盤へと切り替わります。今月の盤は立冬から大雪(12月7日)の前日まで、およそ一ヶ月続きます。
八白土星は、九星のなかで山・継承・蓄積・変化・節目を象徴する星です。九紫が「照らしてあらわにする火」の星であったのに対し、八白は「積み重なってどっしり動かない山」の星。ただし山は、季節の変わり目に表情を一変させる存在でもあります。だから八白中宮の月は、「蓄える」と「切り替える」を同時に扱う月——古いものを整理して蔵に納め、次の季節への継ぎ目をつくるひと月として読むのが伝統的です。
2026年の年盤中宮は一白水星ですから、11月は水の年盤の上に土の月盤が重なるひと月です。流れる水を山がせき止める配置で、勢いに任せて広げるより、堰(せき)をつくって水を貯めることに向いています。
方位の整理はこうなります。
10月は北に五黄殺と歳破が重なっていましたが、11月はそれぞれが別の方位に散り、凶方位が南西・北東・南東・北の四方に分かれる配置になります。残る吉相の舞台は東・西・南・北西の四方位だけ。8方位のうち半分が塞がる、今年の月盤のなかでもかなり窮屈な盤です。
山は動かず、しかし季節ごとに装いを変える。八白の月に急ぐ者は道に迷い、立ち止まる者は宝を見つける。
2026年11月 月盤盤面の読み方 ─ 九星がどの方位へ回座するか
八白中宮の月は、九星が次のように八方へ並びます。
2026年11月の月盤(八白中宮)
| 南東 | 南 | 南西 | |
|---|---|---|---|
| 七赤金星 | 三碧木星 | 五黄土星 | |
| 東 | 中央 | 西 | |
| 六白金星 | 八白土星 | 一白水星 | |
| 二黒土星 | 四緑木星 | 九紫火星 | |
| 北東 | 北 | 北西 |
それぞれの方角を、11月の景色に重ねるとこうなります。
- 南東:七赤金星(月破) ─ 朝の港。歓びと金運の星が座るが、亥月の対角で今月は凶気を帯びる
- 南:三碧木星 ─ 真昼の空。発声・若さ・新しい挑戦の吉相
- 南西:五黄土星(五黄殺) ─ 夕暮れの荒れ野。今月もっとも避けたい方位
- 東:六白金星 ─ 朝の高台。決断・権威・完成の吉相が朝日とともに立つ
- 西:一白水星 ─ 夕暮れの川辺。智慧・縁・静かな交わりの吉相
- 北東:二黒土星(暗剣殺) ─ 夜明け前の畑。母性の星が座るが、五黄の対角で今月は避けたい
- 北:四緑木星(歳破) ─ 夜の街道。縁と信用の星だが、年の歳破が居座る
- 北西:九紫火星 ─ 夜更けの灯。名誉・発見・美の吉相がひっそりと灯る
避けたいのは、**南西(五黄殺)・北東(暗剣殺)・南東(月破)・北(歳破)**の四方位。南西と北東はいわゆる「裏鬼門・鬼門」の軸で、八白という「鬼門の星」が中宮に座る月にこの軸が二つとも塞がるのは、象徴的な配置でもあります。
本命星別 ─ 11月の吉方位と開運アクション
月盤の配置が決まったら、自分の本命星と照合します。本シリーズの読み方は毎月同じで、**その方位の星が自分を生してくれる(相生)・同じ気を分かち合う(比和)**方位を吉とし、本命殺(自分の星がいる方位)と本命的殺(その対角)、月破・歳破、五黄殺・暗剣殺を外したものを、今月の吉方とします。
| 本命星 | 11月の吉方位 | 方角の景色とおすすめアクション |
|---|---|---|
| 一白水星 | ─(今月は吉方位が残らない) | 遠出より「貯める」準備を。通帳・書類の整理、冬物の手入れで足元を固める |
| 二黒土星 | 北西(九紫火星位) | 北西の古い寺町・夜の美術館。火生土の得気で評価と信頼が温まる |
| 三碧木星 | 西(一白水星位) | 西の川沿いの散歩道・静かな喫茶店。水生木の得気で学びの根が潤う |
| 四緑木星 | 西(一白水星位) | 西の温泉地・水辺の宿。水生木の得気で縁の枝葉が伸びる |
| 五黄土星 | 北西(九紫火星位) | 北西の歴史ある神社・老舗の菓子店。火生土の得気で器が大きくなる |
| 六白金星 | ─(今月は吉方位が残らない) | 決断を急がず、仕事道具の手入れと予定表の棚卸しで次の月に備える |
| 七赤金星 | 東(六白金星位) | 東の朝の高台・見晴らしのよい公園。比和の得気で歓びと実力が噛み合う |
| 八白土星 | 北西(九紫火星位) | 北西の山寺・夜の灯りが美しい街。火生土の得気で節目の決断が温まる |
| 九紫火星 | 南(三碧木星位) | 南の明るい街並み・新しくできた店。木生火の得気で表現の薪が足される |
今月、正直にお伝えしなければならないことが二つあります。ひとつは、一白水星と六白金星の方に吉方位が残らないこと。一白は本命殺(西)と本命的殺(東)が唯一の相生方位を塞ぎ、六白は生気をくれる二黒・比和の七赤がいずれも暗剣殺と月破に座っています。こうした月は無理に方位を取らず、家の中心=暮らしの中宮を整えるのが気学の伝統的な答えです。
もうひとつは、北西に三つの本命星(二黒・五黄・八白)の吉方が集まること。北西は九紫火星の座る方位で、火が土を生む関係です。特に本命星が中宮に座る八白土星の方は、流派によっては「自分と向き合う月」と読む伝統もあります。北西の吉方を軽やかに使いながら、月の後半は一年の蓄えを数える時間を残しておくと、蔵の月の恩恵を受け取りやすくなります。
方位取りの効果は長距離・長時間の移動でもっとも強く現れますが、朝の散歩の方角や、昼休みに足を延ばす店の位置——そんな日常の小さな方位取りでも、月盤の恩恵は届くと福カレンダーの九星気学では考えます。
暦と月盤を重ねる ─ 動きたい11月の5日
月盤そのものは立冬から大雪の前日まで変わりませんが、日々の暦注(六曜・吉日・月相)と重ねると、動くべき日がくっきりと浮かびます。福カレンダーの暦計算から、八白の蔵と響き合う日を五つ選びました。
- 11月8日(日)一粒万倍日×先勝×丙戌 ─ 立冬の翌日、新しい月盤で最初に訪れる凶日の混ざらない一粒万倍日。先勝は午前が吉とされるので、積立の開始や貯金箱の新調は午前中に
- 11月22日(日)小雪×大安×庚子 ─ 節気の中気と大安が重なり、凶の暦注が混ざらない日曜日。冬支度の買い物、年末に向けた家計の見直しなど「整える行事」に向く一日
- 11月24日(火)満月×寅の日×大明日×壬寅 ─ 11月の月齢の頂点に、金運の寅の日と最強吉相の大明日が重なる。今月もっとも華やかな開運日で、財布のおろし始めや、満ちた月への感謝の時間にどうぞ
- 11月27日(金)巳の日×大明日×乙巳 ─ 弁財天の縁日である巳の日と大明日の組み合わせ。六曜は仏滅ですが、巳の日の参拝は六曜を問わず続けられてきた習わしです
- 12月2日(水)一粒万倍日×大明日×庚戌 ─ 11月盤の終盤に置かれた、凶日の混ざらない吉日の重なり。月盤は大雪(12月7日)までは八白中宮のままなので、年末に向けた種まきはこの日に
これらの日を本命星別の吉方位と掛け合わせると効果が増します。たとえば七赤金星生まれの方が11月24日の寅の日に東の高台へ出かけ、満月を眺めてから新しい財布をおろす——比和の得気と寅の日の金運が重なって、蔵に最初の実りが収まる。そんなイメージです。
一方で、11月には吉日に凶日が同居する日がいくつもあります。
- 11月7日(土):立冬×一粒万倍日だが、十死日が重なる
- 11月19日(木):一粒万倍日×十死日、11月20日(金):一粒万倍日×不成就日
- 11月28日(土):大安×大明日だが、不成就日が重なる
- 11月18日(水)・11月30日(月):いずれも受死日
受死日・十死日は古くから万事に凶とされてきた日で、財布おろしや契約をわざわざ置く必要はありません。寅の日の金運行事は24日、一粒万倍日の種まきは8日か12月2日へ振り替えるのが、福カレンダーのおすすめです。
なお、11月は酉の市の月でもあります。2026年の酉の日は**11月7日(一の酉)と11月19日(二の酉)**の二回。熊手を求める縁起の行事は暦注の吉凶とは別の伝統として続いてきたものなので、方位の吉凶に合わせて最寄りの神社を選ぶ——くらいの軽やかな付き合い方がちょうどよいでしょう。月全体の行事は11月の年中行事一覧、前月の盤面は10月の月盤ガイドで振り返れます。
八白中宮月をどう生きるか ─ 山の蔵のような十一月の過ごし方
最後に、月盤の中央に山の星が座る11月そのものの空気感をお伝えします。
八白土星は、九星のなかで**「蓄える」「継ぐ」「切り替える」性質を持つ星です。中宮にこの星が座る月は、10月に照らされて定まった評価や実りを、次の季節へ持ち越せるかたちに整える——そんな読み方を、古い気学書は教えます。凶方位が四方に及ぶ窮屈な盤は、裏返せば「遠くへ広げるより、手元を固めよ」**という盤からのメッセージでもあります。
山は、一度に積み上がるものではありません。落ち葉が一枚ずつ重なり、やがて春の土になるように、11月の小さな片づけと小さな貯えが、来年の実りの地盤になります。立冬の夕暮れ、早くなった日の入りを眺めながら、今年の蔵に何を納めるかを静かに数えてみてください。
積むことは、選ぶこと。山の蔵に、来年へ持っていくものだけを納める月。11月の星見そらからのお便りでした。
参考
- 国立天文台 暦計算室「暦要項」
- 国立天文台「こよみ用語解説 — 二十四節気」
- 国立国会図書館 電子展示会「日本の暦」
月が満ちるように、あなたの運勢もまた巡ります。欠けることは、次の光の準備。
参考文献・出典
- 九星気学 (Wikipedia 日本語版)— Wikipedia(参照: 2026-05-16)
- 日本陰陽五行学会— 日本陰陽五行学会(参照: 2026-05-16)
- 日本の暦 -国立国会図書館-— 国立国会図書館(参照: 2026-05-16)
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本記事は一般的な暦の知識や伝統的な解釈に基づいています。 占いの結果を保証するものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。
免責事項を読む →福カレンダーでは、暦に関するコンテンツを正確かつ分かりやすくお届けするよう努めています。
編集方針について →参考情報:九星気学に関する一般的な文献・解説書、暦注資料を参考に編集部が整理しています。
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