
穀雨から立夏へ。暦が告げる季節の切り替わりは、自分自身の流れを確認する絶好のタイミングです。タロットカード3枚で、春の収穫を振り返り、夏への種をまきましょう。
二十四節気(にじゅうしせっき)——1年を24の季節に分ける日本の暦では、4月下旬の穀雨(こくう)から5月初旬の立夏(りっか)へかけてが、春から夏への転換点にあたります。
穀雨は「穀物を育てる雨が降る頃」。春に蒔いた種が根を張り、いよいよ成長を始める時期です。そして立夏を迎えると、暦のうえでは夏が始まります。自然界では新緑が深まり、空気の湿度が変わり、日差しの角度すら違ってくる。この「切り替わり」の感覚は、体や心にもはっきりと影響します。
タロットの歴史をたどると、もともとヨーロッパでは季節の節目——春分や夏至——に占いや祈りを行う伝統がありました。暦の転換点は「いまの自分の立ち位置」を確認するのに向いている時期です。流れが変わるタイミングだからこそ、内省が深まりやすいのです。
スプレッドとは、タロットカードを並べる配置パターンのこと。ここでは春から夏への移行にぴったりな、シンプルな3枚引きを紹介します。詳しいスプレッドの基本はタロットスプレッドガイドも参考にしてください。
左から右へ、3枚を横一列に並べます。
この3枚は過去・現在・未来ではなく、「収穫→手放し→播種」というサイクルとして読みます。季節が巡るように、あなた自身のエネルギーも巡っていることを実感できるはずです。
大アルカナのなかでも、春夏の境目に印象的な意味を持つカードをいくつか紹介します。
豊穣と母性のカード。1枚目(春の収穫)の位置に出た場合、この春は実り多い時間だったことを示します。人間関係や創造的な活動で「育てた」ものがしっかり根づいている暗示です。3枚目に出た場合は、夏に向けて感性や創造力をもっと解放していいサインと読めます。
生命力と喜びの象徴。3枚目(夏の種)に出ると、夏のエネルギーがすでにあなたに届き始めていることを意味します。迷いを吹き飛ばすような明るさがあり、積極的に動いてよい時期であることを告げています。
不安や直感、見えないものを表すカード。2枚目(手放すべきもの)に出た場合、漠然とした不安やモヤモヤを抱え込んでいる可能性があります。梅雨を前にした湿った空気のように、心にたまった「よくわからない不安」を言語化して手放すことが大切です。
突然の変化、既存の構造の崩壊。季節の転換点にふさわしいカードとも言えます。どの位置に出ても「大きく変わる」メッセージですが、恐れる必要はありません。古い枠組みが壊れることで、夏に向けた新しい土台ができるという読み方ができます。
特別な道具は必要ありません。テーブルの上を片づけ、カードを広げるスペースを確保するだけで十分です。窓を開けて風を通すと、季節の空気を取り込むリーディングになります。お香やキャンドルを使う人もいますが、必須ではありません。
リーディング結果はノートやスマートフォンに記録しておくと、立夏を過ぎた頃に振り返ったとき驚くほどつながりを感じることがあります。日付・カード名・そのとき感じたことの3点だけでも十分です。
タロットと日本の暦は、意外なほど相性がよい組み合わせです。

占部 柚月占術の水先案内人
タロット・易経・占いの基礎知識を、歴史的な文脈と現代的な視点の両方から案内する編集者。「占いはエンタメでも迷信でもなく、自分と向き合うための道具」という姿勢で、初心者にも分かりやすく占術の世界を紹介する。
この編集者の記事を見る →本記事は一般的な暦の知識や伝統的な解釈に基づいています。 占いの結果を保証するものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。
免責事項を読む →福カレンダーでは、暦に関するコンテンツを正確かつ分かりやすくお届けするよう努めています。
編集方針について →参考情報:暦注・民俗資料、公的機関の暦情報を参考に編集部が整理しています。
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暦の節目をリーディングの「きっかけ」にすることで、季節ごとの自分の変化を定点観測できるようになります。年に数回、同じスプレッドで引き続けると、自分のリズムが見えてきます。
春から夏への移行期は、自然も人も大きくエネルギーが切り替わるとき。タロットカードは、そのシフトを言葉にしてくれるツールです。難しく考える必要はありません。3枚のカードに春を振り返り、手放すものを確認し、夏への一歩を踏み出す——それだけで、季節の渡りがぐっと意識的なものになります。
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