
冬至には「ん」が2つ付く食べ物を食べると運を呼び込める — これが「運盛り(うんもり)」の風習です。なんきん・れんこん・にんじん・ぎんなん・きんかん・かんてん・うんどんの「冬至の七種」について、由来・栄養・レシピを一挙に紹介します。
冬至は一年で最も昼が短い日。一陽来復の考え方から、陰が極まるこの日に**「ん(=運)」のつく食べ物**を食べて運気を呼び込もうという風習が「運盛り」です。
特に**「ん」が2つ入る食べ物**は、運を二重に盛れるとして縁起が良いとされます。この代表的な7つを「冬至の七種(ななくさ)」と呼びます。
[!IMPORTANT] 「ん」は五十音の最後の文字。「ん」を食べることで「一陽来復」=物事の終わり(陰の極み)から新しい始まり(陽の転換)へ向かう、という意味が込められています。
| 食べ物 | 読み方 | 「ん」の位置 | 正式名称 | 主な栄養 |
|---|---|---|---|---|
| なんきん | なんきん | なんきん | 南瓜(かぼちゃ) | β-カロテン・ビタミンC・E |
| れんこん | れんこん | れんこん | 蓮根 | ビタミンC・食物繊維・タンニン |
| にんじん | にんじん | にんじん | 人参 | β-カロテン・カリウム |
| ぎんなん | ぎんなん | ぎんなん | 銀杏 | ビタミンC・カリウム・レシチン |
| きんかん | きんかん | きんかん | 金柑 | ビタミンC・ヘスペリジン |
| かんてん | かんてん | かんてん | 寒天 | 食物繊維(水溶性・不溶性) |
| うんどん | うんどん | うんどん |
冬至の七種の中で最も代表的な食材。夏に収穫して冬まで保存できる貴重な緑黄色野菜として、江戸時代から冬至に食べる習慣がありました。
| おすすめレシピ | 特徴 |
|---|---|
| いとこ煮 | 小豆とかぼちゃの伝統的な煮物。冬至の定番 |
| かぼちゃの煮物 | 甘辛い味付けの家庭料理の王道 |
| かぼちゃスープ | 体が温まるポタージュ |
詳しいレシピは冬至かぼちゃのレシピをご参照ください。
穴が開いていることから**「先の見通しが良い」**という縁起物。おせち料理にも使われる吉祥食材です。
| おすすめレシピ | 特徴 |
|---|---|
| れんこんのきんぴら | 甘辛く炒めた定番副菜。シャキシャキ食感 |
| れんこんの天ぷら | サクッとした衣にもちっとした食感 |
| れんこんの挟み焼き | ひき肉を挟んでボリュームおかずに |
鮮やかなオレンジ色がお祝いの彩りに。β-カロテンが豊富で免疫力向上に効果的です。
| おすすめレシピ | 特徴 |
|---|---|
| にんじんしりしり | 沖縄の郷土料理。卵と炒めて手軽に |
| にんじんのグラッセ | バターと砂糖で甘く煮た洋風副菜 |
| にんじんの紅白なます | 大根と合わせたお正月料理にも |
イチョウの実。独特の風味と黄金色の見た目から「金運アップ」の縁起物とされます。
| おすすめレシピ | 特徴 |
|---|---|
| 塩炒りぎんなん | 殻付きのまま塩と炒める。おつまみに最適 |
| 茶碗蒸し | ぎんなんの定番料理。上品な味わい |
| 炊き込みご飯 | 秋の味覚と合わせた季節の一品 |
本記事は一般的な暦の知識や伝統的な解釈に基づいています。 占いの結果を保証するものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。
免責事項を読む →福カレンダーでは、暦に関するコンテンツを正確かつ分かりやすくお届けするよう努めています。
編集方針について →参考情報:暦注・民俗資料、公的機関の暦情報を参考に編集部が整理しています。
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| 饂飩(うどん) |
| 炭水化物(エネルギー源) |
[!TIP] 「うんどん」は「うどん」の古い読み方です。「饂飩(うんどん)」と書いて「ん」が2つ入るため、冬至の七種に数えられます。温かいうどんは冬至の寒さにもぴったりです。
[!CAUTION] 銀杏には**メチルピリドキシン(ビタミンB6の拮抗物質)**が含まれます。大量に食べると中毒症状を起こす可能性があるため、大人は1日10粒以内、子どもは5粒以内を目安にしましょう。5歳未満のお子さんには与えないのが安全です。
「金の柑(かん)」と書くことから金運の象徴。皮ごと食べられ、ビタミンCが非常に豊富です。
| おすすめレシピ | 特徴 |
|---|---|
| 金柑の甘露煮 | 砂糖で煮た保存食。おせちにも |
| 金柑のはちみつ漬け | はちみつに漬けて風邪予防ドリンクに |
| そのまま丸かじり | 皮ごと食べるのが一番手軽 |
食物繊維が極めて豊富で、カロリーはほぼゼロ。健康食材として現代でも注目されています。
| おすすめレシピ | 特徴 |
|---|---|
| フルーツ寒天 | 果物を閉じ込めたヘルシーデザート |
| ところてん | 酢醤油や黒蜜で食べる伝統的な一品 |
| 寒天ゼリー | ジュースで固めた子どもに人気のおやつ |
温かいうどんは冬至の冷え込みに最適な一品。体を温め、消化にも優しい食材です。
| おすすめレシピ | 特徴 |
|---|---|
| かぼちゃほうとう | 山梨の郷土料理。なんきんとうんどんの最強コンビ |
| 鍋焼きうどん | 野菜たっぷりで栄養満点 |
| 釜揚げうどん | シンプルに温かいつけ汁で |
[!TIP] 山梨県の「ほうとう」は、かぼちゃ(なんきん)とうどん(うんどん)を同時に食べられる冬至にぴったりの料理です。にんじんも加えれば、冬至の七種を一皿で3つも楽しめます。
冬至の七種と並んで古くから伝わる冬至の食習慣が**冬至粥(小豆粥)**です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 由来 | 中国の古典『荊楚歳時記』に記された冬至の風習が日本に伝来 |
| 材料 | 米+小豆(赤い色が邪気を払うとされる) |
| 効果 | 厄払い・無病息災の祈願 |
| 作り方 | 小豆を下茹でし、米と合わせてお粥を炊く。塩少々で味付け |
[!TIP] 小豆の赤い色には魔除けの力があると信じられてきました。お赤飯・ぜんざい・いとこ煮など、日本の祝い事に小豆が使われるのはこの考え方に基づいています。
冬至の食の風習は全国共通ではなく、地域ごとに特色があります。
| 地域 | 冬至の食習慣 | 特徴 |
|---|---|---|
| 関東 | いとこ煮(小豆かぼちゃ) | かぼちゃと小豆を煮た伝統的な冬至料理 |
| 関西 | かぼちゃの煮物 | シンプルな煮物が主流。いとこ煮はあまり一般的ではない |
| 山梨 | かぼちゃほうとう | 太い麺とかぼちゃの郷土鍋。冬至に限らず冬の定番 |
| 東北 | 冬至かぼちゃ+小豆粥 | いとこ煮に加えて小豆粥も食べる地域が多い |
| 沖縄 | トゥンジージューシー | 冬至(トゥンジー)に食べる炊き込みご飯。豚肉・かまぼこ入り |
| 北海道 | かぼちゃ団子(いももち風) | かぼちゃを茹でて潰し、片栗粉と混ぜて焼く |
| 九州 | かぼちゃの味噌汁 | 味噌仕立ての温かい汁物で体を温める |
[!IMPORTANT] 沖縄の「トゥンジージューシー」は本土の冬至食とはまったく異なる独自の伝統です。ヒヌカン(火の神)やお仏壇に供えてから家族で食べるのが沖縄の冬至の作法。旧暦の風習が色濃く残る沖縄ならではの文化です。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 運盛りの意味 | 「ん」が2つ=運を二重に呼び込む縁起担ぎ |
| 冬至の七種 | なんきん・れんこん・にんじん・ぎんなん・きんかん・かんてん・うんどん |
| 最も定番 | かぼちゃ(なんきん)。いとこ煮や煮物で |
| おすすめ一皿 | ほうとう(なんきん+うんどん+にんじん=3つ同時) |
| 冬至粥 | 小豆粥で厄払い。赤い色に魔除けの力 |
| 地域差 | 関東はいとこ煮、沖縄はトゥンジージューシーなど多彩 |
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