箱根神社 2026 ─ 「運をひらく神様」と午年の仕事運・勝負運アップ開運旅

目次
関東屈指の開運スポットとして知られる箱根神社は、奈良時代の天平宝字元年(757年)に万巻上人が箱根大神の神託を受けて創建したと伝わる古社である。芦ノ湖畔に鎮座する境内では、武家の崇敬を集めた本殿・水神を祀る九頭龍神社・湖上に浮かぶ朱塗りの平和の鳥居という「三つの祈りの風景」が一度に味わえる。
2026年は十干十二支でいう丙午(ひのえうま)の年にあたる。丙午は火の気が極まる年であり、古来「躍動・勇進・突破」の干支として語られてきた。福カレンダー編集部の暦研究家・野分蓮が、暦の数理から「なぜ午年の箱根参拝が理にかなうのか」を紐解きたい。
箱根神社という「運をひらく」社 ─ 創建1260余年の由緒
箱根神社の由緒は、『筥根山縁起』によれば天平宝字元年に万巻上人が箱根三所権現を祀ったのが始まりとされる。平安期には修験道の霊場として栄え、鎌倉期に入ると武家の守護神として別格の扱いを受けるようになる。
とくに有名なのが、石橋山の合戦に敗れた源頼朝が箱根権現に身を寄せ、別当行実の庇護のもとで再起を遂げた故事である。頼朝は鎌倉幕府を開いたのち、箱根と伊豆の二所を年始に巡拝する「二所詣」を創始し、それが以後の歴代将軍に受け継がれた。江戸期には徳川家康・秀忠・家光もこの地を崇敬し、箱根神社は関東における「運命転換の社」として語り継がれてきた。
敗走からの再起、絶体絶命からの立ち上がり──この歴史的記憶こそが、現代においても「勝負どころの神社」として箱根神社が選ばれ続ける理由であろう。
午年2026と箱根 ─ 暦から読み解く参拝の吉日
ここからが本記事の核心である。午年に箱根を参拝するにあたり、暦の側から見てもっとも意味ある日はいつか。
十干十二支は60日周期で一巡する。そのなかで「午の日」は12日に一度巡るが、「甲午(きのえうま)」という組み合わせは60日周期のなかで31日目に一度しか訪れない。つまり年に6回ほどしかない特別な馬の日である。さらに、この甲午日と、一年に6度だけ巡る「天赦日」が重なる日は、きわめて稀である。
福カレンダーの暦計算で確認すると、2026年にはこの「甲午×天赦日」が二度巡ってくる。
- 2026年5月20日(水): 六曜は先勝、日干支は甲午、天赦日×大明日の重畳日
- 2026年7月19日(日): 六曜は大安、日干支は甲午、天赦日×一粒万倍日の重畳日
天赦日は「百神が天に昇り、万物の罪を赦す」とされる暦注中の最上吉日であり、甲午は十干十二支の勇進を象徴する日である。午年・甲午日・天赦日という三重の「馬と開運」の符号がそろうのは、60年に一度の丙午の年においてもごく稀な現象であり、これを箱根神社の参拝日として選ぶ価値は高いと考えられる。
加えて、以下の日も有力候補である。
- 2026年5月4日(月・祝/みどりの日): 友引、天赦日×寅の日×大明日──GW期間中で家族参拝に向く
- 2026年7月31日(金): 大安、一粒万倍日×大明日、日干支は丙午──2026年(丙午年)と干支が完全一致する「年と日の共鳴日」
- : 、一粒万倍日、節気は、日干支は庚午──紅葉の始まりと馬の日の交差
境内を歩く ─ 本殿・安産杉・平和の鳥居
箱根神社の境内は、急な石段の登拝道と湖畔の二つの地形に分かれている。主な拝所を順に見てゆこう。
本殿
本殿に祀られるのは箱根大神、すなわち瓊瓊杵尊・木花咲耶姫命・彦火火出見尊の三柱である。これは日本神話における「天孫降臨」から「山幸彦」へと続く、皇室の始祖神話の家族神を網羅する構成になっている。開運・厄除・心願成就を祈る社として、季節や干支を問わず参拝者が絶えない。
安産杉
拝殿近くにそびえる樹齢千年超の大杉が「安産杉」と呼ばれる御神木である。これは山幸彦の父・瓊瓊杵尊と、母・木花咲耶姫命の神話──燃え盛る産屋のなかで火に屈せず御子を産んだ姫神──に由来する。時代が下って、伊豆に流されていた源頼朝と北条政子がこの杉に祈願し、のちに3代将軍となる実朝を授かったという伝承が加わり、安産・子授け・子孫繁栄の信仰が広まった。午年生まれの夫婦や、2026年に授かりを願う方にとって、暦と土地の記憶が重なる御神木である。
平和の鳥居
芦ノ湖の湖上に突き出すように建つ朱塗りの鳥居が「平和の鳥居」である。1952年、翌年の皇太子立太子礼と前年(1951年)に結ばれたサンフランシスコ講和条約を記念して建立された。1964年には箱根大神鎮座1200年と東京オリンピックを記念して扁額「平和」が掲げられ、揮毫は講和条約に調印した吉田茂元首相の手によるものである。
戦後日本の再出発の象徴として建てられたという歴史を知ると、この鳥居をくぐる意味は「物見遊山のインスタ映えスポット」から一変する。午年は十干十二支のなかでも「躍動・再起」を象徴する干支であり、敗戦からの復興を祈って建てられた鳥居の意味と響き合う。
九頭龍神社本宮の月次祭 ─ 毎月13日、船で渡る1250年続く神事
箱根神社参拝でぜひ組み合わせたいのが、芦ノ湖対岸に鎮座する九頭龍神社本宮である。約1250年前の箱根神社創生期、万巻上人が芦ノ湖の毒龍を調伏し水神として祀ったのが始まりと伝わる。
毎月13日には九頭龍神社本宮で月次祭が執り行われ、この日だけ元箱根港から特別参拝船が出航する。受付は朝8時30分開始、乗船券は往復1,500円(直近の現地案内に基づく。運賃・時刻は公式サイトで最新情報を確認されたい)。縁結び・金運・商売繁盛のご利益を求めて、近年は毎月500人から1,000人の参拝者が訪れるという。
2026年、毎月13日は次のような暦構成となる。福カレンダーの暦マスターで確認できる値である。
とりわけ5月13日は大安と大明日が重なり、月次祭参加と大安参拝を両立できる。午年の節目となる5月・7月の月次祭は、60年に一度の丙午年を記念する参拝として記録に残す価値があろう。
箱根七福神めぐりと組み合わせる開運コース
箱根には七福神巡礼の古道が整っており、箱根神社もその一座として恵比寿神を祀っている。恵比寿神は仕事運・漁業・商売のご利益で知られ、経営者・独立志向の参拝者から厚い信仰を集めてきた。
箱根七福神は、箱根神社の恵比寿神を含む七社寺で構成され、勝負運を司る毘沙門天や金運の弁財天など、七柱の福徳が一巡りでめぐれる行程として地域に根付いている。午年の「躍動と成功」の暦意と調和する巡礼コースとして、丙午年の参拝記として組み合わせたい。
2026年の暦カレンダー

旅河 楓旅と祈りの編集者
全国の神社仏閣・パワースポットを自分の足で歩き、土地の歴史と信仰を紐解く旅する編集者。地元の方への取材を大切にし、ガイドブックには載らない「祈りの風景」を伝える記事が読者に支持されている。
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本記事は一般的な暦の知識や伝統的な解釈に基づいています。 占いの結果を保証するものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。
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