
まだ寒さが残るなか、暦の上では春が始まる2月。節分の豆まきで邪気を払い、立春で新しい季節を迎えます。初午の稲荷詣で、針供養、バレンタイン、雨水と、短い月ながら行事が目白押しです。2026年2月の行事・吉日・旬の食材をまとめてガイドします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 旧暦名 | 如月(きさらぎ) — 寒さで衣を重ね着する「衣更着」が由来とされる |
| 二十四節気 | 立春(2月4日頃)・雨水(2月19日頃) |
| 七十二候(立春初候) | 東風解凍(はるかぜこおりをとく) — 春風が氷を解かし始める |
| 七十二候(雨水初候) | 土脉潤起(つちのしょううるおいおこる) — 雪が雨に変わり大地が潤う |
| 季節のキーワード | 節分・恵方巻、梅の開花、春一番、受験シーズン |
[!NOTE] 「如月」の別名には「梅見月(うめみづき)」「初花月(はつはなづき)」もあります。厳しい寒さのなかに春の兆しが見え始める、季節の転換点です。
| 日付 | 行事名 | 概要 |
|---|---|---|
| 2月3日 | 節分 | 立春の前日。豆まき・恵方巻で邪気払い |
| 2月4日頃 | 立春 | 二十四節気の第1番目。暦の上で春が始まる |
| 2月8日 | 針供養 | 折れた針を豆腐やこんにゃくに刺して供養する |
| 2月上旬〜中旬 | 初午(はつうま) | 2月最初の午の日。稲荷神社に五穀豊穣・商売繁盛を祈願 |
| 2月11日 | 建国記念の日 | 神武天皇即位の日(旧紀元節)。国民の祝日 |
| 2月14日 | バレンタインデー | 西洋由来の愛の日。日本ではチョコレートを贈る文化が定着 |
節分は「季節を分ける」の意で、本来は立春・立夏・立秋・立冬の前日すべてを指しますが、現在は立春前日の2月3日が定着しています。旧暦では立春が新年の始まりにあたるため、節分は「大晦日」のような意味合いを持ちます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 豆まき | 「鬼は外、福は内」と炒り大豆をまき、邪気を払う |
| 恵方巻 | 2026年の恵方は南南東。恵方を向いて無言で丸かぶりする |
| 年の数だけ豆を食べる | 数え年の数だけ食べると一年の無病息災を願える |
| 柊鰯(ひいらぎいわし) | 柊の枝に焼いた鰯の頭を刺して玄関に飾り、鬼を追い払う |
[!TIP] 恵方は十干(じっかん)に基づいて毎年変わります。2026年(丙午)の恵方は南南東やや南。恵方巻は切らずに一本丸ごと、願い事をしながら食べるのが作法です。
2月最初の午(うま)の日に、全国の稲荷神社で行われる祭礼です。711年(和銅4年)に稲荷大神が京都・伏見の稲荷山に降臨した日が初午であったことに由来します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 2026年の初午 | 2月6日(金) |
| 御神体 | 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ) — 穀物・食物の神 |
| お供え物 | 油揚げ・いなり寿司(狐の好物とされることから) |
| ご利益 | 五穀豊穣、商売繁盛、家内安全 |
[!NOTE] 「初午いなり」としていなり寿司を食べる風習は全国に広がっています。関東は俵型、関西は三角形と、地域によって形が異なるのも面白いポイントです。
一年間使い古した針や折れた針を、柔らかい豆腐やこんにゃくに刺して供養し、裁縫の上達を祈る行事です。「事八日(ことようか)」と呼ばれる2月8日(または12月8日)に行われます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施日 | 関東は2月8日、関西は12月8日が多い |
| 風習 | 豆腐・こんにゃくに針を刺し、神社や寺院に納める |
| 有名な神社 | 浅草寺・淡島神社(和歌山)など |
| 込められた意味 | 道具への感謝と技芸上達の祈り |
は二十四節気の第2番目。降る雪が雨に変わり、積もった雪や氷が解け始める頃を表します。農耕の準備を始める目安とされてきました。
本記事は一般的な暦の知識や伝統的な解釈に基づいています。 占いの結果を保証するものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。
免責事項を読む →福カレンダーでは、暦に関するコンテンツを正確かつ分かりやすくお届けするよう努めています。
編集方針について →参考情報:暦注・民俗資料、公的機関の暦情報を参考に編集部が整理しています。
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| 2月19日頃 | 雨水 | 雪が雨に変わり、氷が解け始める節気 |
| 2月23日 | 天皇誕生日 | 今上天皇の誕生日。国民の祝日 |
[!TIP] 雨水の日にひな人形を飾ると「良縁に恵まれる」という言い伝えがあります。ひな祭り(3月3日)に向けて、雨水を飾り始めの目安にするのもおすすめです。
2026年2月の主な吉日をまとめました。新しいことの開始や契約・届出の参考にどうぞ。
| 日付 | 六曜 | 吉日 | おすすめの行動 |
|---|---|---|---|
| 2月2日(月) | 大安 | — | 契約・届出全般 |
| 2月5日(木) | 先勝 | 一粒万倍日 | 立春翌日。新しいことの開始 |
| 2月8日(日) | 大安 | — | 針供養の日。慶事・お祝い |
| 2月14日(土) | 大安 | — | バレンタイン。告白・プロポーズ |
| 2月17日(火) | 先勝 | 一粒万倍日 | 財布の新調・投資 |
| 2月20日(金) | 大安 | — | 雨水翌日。ひな人形を飾る |
| 2月26日(木) | 大安 | — | 月末の決断・届出 |
[!TIP] 立春直後の一粒万倍日は「春の始まりに種をまく」意味で特に吉とされます。大きな決断や新規事業のスタートに適しています。詳しい吉日情報は今日の暦でチェックできます。
寒さが厳しい時期だからこそ、体を温める旬の恵みを取り入れましょう。
| 分類 | 食材 | 旬のピーク | 縁起・特徴 |
|---|---|---|---|
| 野菜 | ふきのとう | 2月〜3月 | 春の訪れを告げる山菜。天ぷらや味噌が定番 |
| 野菜 | 菜の花 | 2月〜3月 | ほろ苦さが春の味覚。おひたしや辛子和えに |
| 野菜 | 小松菜 | 1月〜3月 | 冬の寒さで甘みが増す。カルシウム豊富 |
| 魚介 | 金目鯛 | 12月〜2月 | 赤い体が「めでたい」縁起魚。煮付けが絶品 |
| 魚介 | ヒラメ | 12月〜2月 | 「寒ビラメ」と呼ばれ、冬が最も脂がのる |
| 魚介 | 牡蠣 | 11月〜3月 | 「海のミルク」。栄養豊富で鍋やフライに |
| 果物 | いよかん | 1月〜3月 | 「いい予感」の語呂合わせで受験のお守りに |
| 豆類 | 大豆(炒り豆) | 節分 | 邪気払い。年の数だけ食べて無病息災 |
[!NOTE] 節分の炒り大豆は「福豆」とも呼ばれます。年の数より1粒多く食べると「来年の分の福も取り込める」という地域もあります。
2026年(丙午)の恵方は南南東やや南です。恵方は毎年変わり、十干によって東北東・西南西・南南東・北北西の4方向から決まります。恵方巻は恵方を向いて無言で一本丸かぶりするのが習わしです。
初午は「2月最初の午の日」のため、十二支の巡りにより毎年日付が異なります。2026年は2月6日(金)が初午です。午の日は12日周期で巡るため、年によっては2月上旬から中旬まで幅があります。
恵方巻の丸かぶり、柊鰯(ひいらぎいわし)を玄関に飾る、年の数だけ豆を食べるなどが代表的です。地域によっては落花生をまくところ(北海道・東北・九州の一部)や、「鬼は内」と唱える神社(奈良・吉田神社など)もあります。
雨水は雪解け水が大地を潤し、生命が芽吹き始める節気です。水は命の源であり、水の神様は子宝や良縁に縁が深いとされることから、「雨水に飾ると良縁に恵まれる」という言い伝えが生まれました。
2月は節分と立春を境に、冬から春への転換が始まる月です。豆まきで一年の厄を払い、初午で商売繁盛を祈り、針供養で道具に感謝する——短い月ながら、日本の暮らしの知恵が凝縮されています。
雨水にはひな人形を飾り、旬のふきのとうや金目鯛で春の訪れを味わいながら、暦の知恵を日常に取り入れてみてください。
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