
結婚式の日取りといえば「大安」が定番ですが、十二直(じゅうにちょく)を知れば、六曜以上に歴史のある吉日選びが可能になります。大安の日は式場料金が割高になりがちですが、十二直の「建」「満」「平」「成」を活用すれば、費用を抑えながら本格的な縁起担ぎができます。
現代の結婚式の日取り選びは、六曜の「大安」に集中しがちです。しかし、歴史的に見ると、昭和初期までは十二直の方がはるかに重視されていました。
十二直12種類の中で、結婚式に特に適した日柄を順位付けしました。
| 順位 | 十二直 | 読み | 婚礼との相性 | 理由 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 建 | たつ | 最吉 | 万物を建て生じる日。新たな家庭を「建てる」に最適 |
| 2位 | 満 | みつ | 大吉 | すべてが満たされる日。幸福が満ちる婚礼に |
| 3位 | 平 | たいら | 大吉 | 平穏円満の象徴。夫婦和合に最良 |
| 4位 | 成 | なる | 吉 | 物事が成就する日。結婚の成立に縁起良し |
| 5位 | 定 | さだん | 吉 | 物事が定まる日。婚約・入籍に適する |
| 6位 | 開 | ひらく | 小吉 | 新生活を開く意味で吉とする解釈あり |
本記事は一般的な暦の知識や伝統的な解釈に基づいています。 占いの結果を保証するものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。
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以下の十二直は、婚礼には不向きとされています。
| 十二直 | 読み | 婚礼との相性 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 破 | やぶる | 凶 | 「破れる」は婚姻の破綻を連想させる |
| 危 | あやぶ | 凶 | 危険を伴う日。新生活の門出に不向き |
| 閉 | とづ | 凶 | 物事を閉じる日。新たな始まりに逆行 |
| 除 | のぞく | 小凶 | 障害を除く日。婚礼向きではない |
特に「破」は名前からして結婚式には最も避けるべき日です。ただし、暦注はあくまで伝統的な考え方であり、絶対的なものではありません。
最も効果的なのは、六曜と十二直の両方が吉となる日を選ぶことです。
| 組み合わせ | 評価 | コスト面 |
|---|---|---|
| 大安 × 建 | 最強 | 大安料金が発生する可能性あり |
| 大安 × 満 | 極上 | 同上 |
| 友引 × 建 | 最上 | 大安より安い場合が多い |
| 先勝 × 平 | 穴場 | 割安になりやすい |
| 先負 × 満 | 穴場 | 午後挙式なら六曜的にも吉 |
「先勝」「先負」の日でも、十二直が「建」「満」「平」であれば、暦注下段の観点からは堂々たる吉日です。式場によっては大安・友引以外の六曜で割引を行っていることもあり、費用面で数万円から数十万円の節約が見込めます。
一般的な結婚式場では、六曜による料金差が以下のように設定されています。
| 六曜 | 料金傾向 | 十二直で補える? |
|---|---|---|
| 大安 | 通常料金(最高値) | ─ |
| 友引 | やや高め | ○ |
| 先勝 | 通常〜やや安 | 建・満なら十分な吉日 |
| 先負 | やや安め | 建・満なら十分な吉日 |
| 赤口 | 安め | 建なら暦注的には吉 |
| 仏滅 | 最安(仏滅割あり) | 建・満なら考慮の価値あり |
仏滅の日でも十二直が「建」であれば、昭和以前の基準では立派な吉日です。「仏滅割」で数十万円安くなる式場もあるため、十二直の知識は大きな節約のカギになります。
十二直で日取りを選んだ場合、六曜を重視するご親族に説明が必要になることがあります。
さらに強力な開運日を狙うなら、十二直と以下の吉日を掛け合わせましょう。
例えば「建 × 一粒万倍日 × 先勝」のような組み合わせなら、大安でなくても暦注的には極めて強力な吉日となります。
暦注の観点では問題ありません。十二直は六曜より歴史が古く、「建」は最吉日です。ただし、ご親族が六曜を重視される場合は、事前に十二直の説明をしておくと安心です。費用面では仏滅割引を活用できるメリットもあります。
はい、入籍と挙式それぞれに適した暦注で日取りを選ぶのは賢い方法です。例えば、入籍は「定(さだん)」の日(物事が定まる日)に、挙式は「建(たつ)」の日にするなど、行事の性質に合わせて使い分けることができます。
暦注はあくまで伝統的な吉凶判断の一つであり、実際の婚姻生活を左右するものではありません。お二人の気持ちと日々の努力が最も大切です。もし気になる場合は、改めて吉日に二人でお参りをするなど、気持ちを切り替える方法もあります。
十二直は12日周期で巡るため、候補日は比較的多くあります。「建」だけに絞ると月に2〜3回ですが、「満」「平」「成」まで広げれば月に8回以上の候補日があります。さらに二十八宿も加味して最良の日を探してみてください。
結婚式の日取りは「大安」だけで決める時代ではありません。十二直という1,400年の歴史を持つ暦注を活用すれば、「建」「満」「平」「成」の日に穴場の吉日を見つけることができます。
六曜で大安以外の日を選べば式場料金を抑えられるケースも多く、十二直の知識は「縁起を担ぎながら賢く節約する」ための強力な武器になります。ご親族への説明も、歴史的な裏付けがあるため自信を持って行えるでしょう。
大切な人生の門出に、十二直の知恵をぜひ役立ててください。