2026年6月の暦カレンダー|入梅・芒種・夏至×父の日・夏越の大祓まで節目18日を一望するひと月ガイド

この記事でわかること
2026年6月は、夏至(6月21日 大安)と父の日が同日に並ぶ数年に一度の珍しい年。芒種(6/6)、入梅(6/11 大安)から夏越の大祓(6/30 満月)まで、雑節と二十四節気が連なる節目の月です。福カレンダー編集部の野分蓮が、暦の歴史と科学の両面から2026年6月18日を一望するひと月ガイドとしてまとめました。
目次
2026年6月の暦カレンダー|入梅・芒種・夏至×父の日・夏越の大祓まで節目18日を一望するひと月ガイド
6月は、農事の暦と祓えの暦が交差する月。芒種で穀物の種を播き、入梅で雨に頭を下げ、夏至で太陽の頂点を迎え、晦日には茅の輪をくぐって半年の穢れを清める。古文書を繰っていると、6月という月が「大地と空、清めと祈り」をひと月のなかで一巡させる節目に編まれていることに気づきます。福カレンダー編集部で干支・節気を担当する野分蓮が、2026年6月の節目18日を歴史と科学の両面からご案内します。
2026年6月のひと月カレンダー ─ 節目早見表
まずは、2026年6月の暦データを国立天文台暦要項に準拠した福カレンダーの一次データから整理しました。雑節・二十四節気・五大吉日・主要行事を時系列で並べ、ひと月の輪郭をつかんでいきましょう。
| 日付 | 曜日 | 六曜 | 暦の節目 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| 6月1日 | 月 | 先勝 | 大明日・衣替え・十六夜 | 旧暦5月の「氷の節句」起源月 |
| 6月6日 | 土 | 赤口 | 芒種(二十四節気) | 芒(のぎ)ある穀物の種まき |
| 6月2日 | 火 | 友引 | 大明日 | 田植え暦の最盛期 |
| 6月9日 | 火 | 先負 | 寅の日(三隣亡) | 千里を還る金運の吉日 |
| 6月11日 | 木 | 大安 | 大明日・入梅(雑節) | 太陽黄経80度の梅雨入り暦 |
| 6月12日 | 金 | 赤口 | 一粒万倍日・巳の日 | 弁財天縁日と種まきの重なり |
| 6月13日 | 土 | 先勝 | 一粒万倍日 | 連続一粒万倍日 |
| 6月15日 | 月 | 大安 | 新月 | 新たな起点の最有力日 |
| 6月16日 | 火 | 赤口 | 大明日 | 月後半への切り替え日 |
| 6月21日 | 日 | 大安 | 寅の日・夏至・父の日(三隣亡) | 数年に一度の四重日、ただし三隣亡 |
| 6月24日 | 水 | 友引 | 一粒万倍日・己巳の日 | 60日に一度の最強金運日 |
| 6月25日 | 木 | 先負 | 一粒万倍日 | 連続一粒万倍日 |
| 6月27日 | 土 | 大安 | 大明日 | 6月唯一の土曜大安 |
| 6月30日 | 火 | 友引 | 満月・夏越の大祓 | 満月の夜に半年の穢れを祓う |
ひと月のなかに**二十四節気が二つ(芒種・夏至)、雑節が二つ(入梅・夏越の大祓)、満月が二度(6/1・6/30)**並ぶ月は、年に何度もありません。それぞれの節目をどう読み解くか、暦の前半・中盤・後半の三段構えでご一緒します。
6月前半(1日〜10日) ─ 衣替えと芒種が告げる「夏支度」
6月1日(月)衣替え ─ 旧暦「氷の節句」の名残
新暦6月1日は、学校・官公庁の制服が夏服に切り替わる衣替えの日。古文書を辿ると、平安期の宮中では旧暦4月1日と10月1日に「更衣(こうい)」を行い、装束だけでなく几帳・調度まで一新したと『枕草子』にも記されています。江戸幕府が綿服・帷子(かたびら)への切り替え日を5月5日・9月1日と定め、明治以降の太陽暦化に伴い6月1日へ移った、という変遷が現在の習慣の元になっていると考えられています。
衣替えと暦の関わりは 衣替えと暦|6月1日の風習に宿る季節の知恵 で詳しく辿っています。2026年は6月1日が**満月の翌日(十六夜)**にあたり、月光のもと「夏の衣を出す」という昔ながらの所作を試したい一日です。
6月6日(土)芒種 ─ 穀物の種まきと田植え
二十四節気の芒種は、太陽黄経が75度に達する日。2026年は6月6日(土)。「芒(のぎ)」とは稲・麦のように穂先に針状の突起をもつ穀物を指し、その種を播く頃という意味です。気象学的には、関東以南で梅雨入り前の最後の晴れ間を活かして田植えを終える農事の節目にあたります。
国立天文台「暦要項」が定める二十四節気は、地球の公転位置(黄経)に基づく天文現象であり、新暦の日付は年ごとに1日前後ずれます。2026年の芒種は6月5日ではなく6月6日(土)赤口。詳しくは 芒種(ぼうしゅ)はいつ?2026年の日付と田植えシーズン でも解説しています。
6月中盤(11日〜20日) ─ 入梅と一粒万倍日が連なる週
6月11日(木)入梅 ─ 雑節「黄経80度」と気象庁の梅雨入り予想
雑節の入梅は、太陽黄経が80度に達する日。2026年は6月11日(木)大安・大明日にあたります。江戸期の農事暦では、田植えの基準点として暦上の入梅が機能し、各藩が勧農のためこの日付を共有していたと『農業全書』(宮崎安貞、1697年)にも記述があります。
入梅は天候の現象を直接示す日ではなく、農作業の段取りを定めるための「暦上の目安」として千年単位で運用されてきた。
気象庁の発表する梅雨入りは気象現象としての観測値であり、暦の入梅とは別物です。日本気象協会の最新予想(4月23日第1回)では、2026年は全国平均で6月7日前後と「やや早め」になる見通し。詳しくは 入梅2026は6月11日(木・大安)─ 雑節「黄経80度」の正体と梅仕事の暦 でご一緒できます。
6月12日(金)・13日(土)連続一粒万倍日
入梅の翌日6月12日(金)一粒万倍日×巳の日、続く6月13日(土)一粒万倍日は、月の中盤に巡る連続二日の吉日。巳の日は弁財天の縁日で、財布・印鑑など金運に関わる新調を行う伝統があります。週末の13日土曜は買い物・新調行動を取りやすく、平日の12日は契約・口座開設のような書面手続きに向くタイミングです。
6月15日(月)大安×新月 ─ 新たな起点の最有力日
6月15日(月)大安は、新月と重なる節目の月曜。月相の新月は陰陽五行で「水の気の起点」とされ、伝統的な暦運用では「物事の始発」に最も強い後押しがあると考えられてきました。平日の月曜であることもあり、2026年6月で最も実用度の高い大安です。
新月×大安の月曜に置きたい所作の例:
- 月後半に向けた新規目標の書き出し(紙に手書きでひとつだけ)
- 滞っていた契約書類・申請書の提出や口座開設
- 部屋の南東(弁財天の方位)の水回りを整える
- 夜は早めに灯を落として新月の沈黙を聴く
6月の主役 ─ 6月21日(日)夏至×父の日の同日
ひと月の最大の節目は、6月21日(日)大安・寅の日・夏至・父の日が一日に集中する四重日。福カレンダーの暦データで2020年以降を遡って確認すると、夏至(毎年6月21日前後)と父の日(6月第3日曜)が同日に重なるのは数年に一度の珍しい組み合わせとされています。
夏至は太陽黄経90度、北半球で太陽南中高度が最大となる日。日本では古来、夏至祭そのものは少数派ですが、三重県二見興玉神社の「夏至祭」、京都・伏見稲荷大社の「夏越の祓」前段の儀礼など、夏至を起点とする神事が各地で続いてきたことが分かっています(参照: Wikipedia「夏至」 / 国立国会図書館「二十四節気」)。父の日は1910年米国で提唱された比較的新しい記念日で、1972年に正式祝日化された後、日本へは流通業から定着していった経緯があります。
ただし2026年6月21日は三隣亡にも該当します。三隣亡は江戸期に建築忌避日として広まった暦注で、棟上げ・地鎮祭は避けるのが習わし。家族の祝いごとや贈り物には影響しない一方、住宅関連の決断は前後にずらす配慮が安心です。
| 6月21日 | 重なる暦 | 推奨される過ごし方 |
|---|---|---|
| 二十四節気 | 夏至(昼が最も長い日) | 日の出前から行動を起こす |
| 六曜 | 大安 | 入籍・贈り物・契約 |
| 五大吉日 | 寅の日 | 金運関連の動き出し |
| 行事 | 父の日 | 家族で集う |
| 暦注下段 | 三隣亡 | 棟上げ・建築は避ける |
詳しい過ごし方は 夏至2026 ─ 6月21日は大安×寅の日×夏至、一年で最も昼が長い日の過ごし方 と 父の日2026はいつ?感謝を届ける吉日と贈り物ガイド、そして 2026年6月の最強開運日ベスト3 でも掘り下げています。
6月後半 ─ 60日に一度の金運デーと土曜大安
6月24日(水)一粒万倍日×己巳の日 ─ 60日一度の最強金運
6月24日(水)友引は、一粒万倍日と己巳の日(つちのとみのひ)が同日に重なる、暦の上で年に6回ほどしか巡らない金運の節目。己巳の日は六十干支の「己巳」(年内6回)で、巳の日のなかでも「弁財天が降臨する日」として最強格と扱われてきました。
平日の水曜のため、週中の節目として活かしやすい一日。財布の使い始め・口座開設・銭洗い参拝など、金運関連の所作が集約されるタイミングです。
6月27日(土)大安×大明日 ─ 6月唯一の土曜大安
6月27日(土)大安・大明日は、2026年6月で唯一の土曜大安。6月の土曜は6/6・6/13・6/20・6/27と4日ありますが、大安になるのは6/27のみ。ジューンブライドの結婚式・両家顔合わせ需要が一日に集中します。式場予約は4〜5月の段階で埋まる傾向があるため、6月後半の予定を組む方は早めの確認が安心です。
ジューンブライドの暦的な攻略は 2026年ジューンブライド完全攻略 ─ 入籍・結婚式におすすめの開運日ランキング と タロット「恋人」の意味と読み方|2026年6月15日(月)大安×新月×ジューンブライドに引く「選択」 も合わせてどうぞ。
6月30日(火)夏越の大祓 ─ 満月の夜に営まれる半年祓え
ひと月の終わり、6月30日(火)友引・満月は、全国の神社で**夏越の大祓(なごしのおおはらえ)**が斎行される日。半年間に積もった穢れを祓い、後半の無病息災を祈る日本古来の神事です。
由来は『備後国風土記』逸文に記された蘇民将来説話に遡り、宿を貸した蘇民将来がスサノオノミコトから「茅の輪を腰につけよ」と授けられた話が、現在の茅の輪くぐりの原型とされています(参照: 京都観光Navi 夏越の祓 / 神田明神 夏越大祓式)。京都では和菓子の水無月を食す習慣があり、ういろうの上に小豆を散らした三角形は、宮中で夏に氷で暑気払いをした「氷の節句」に由来する暑気払いの意匠と伝えられています。
茅の輪くぐりの基本作法は次の通りです(神社により細部は異なります):
- 鳥居をくぐる際に一礼し、手水で身を清める
- 茅の輪の前で一礼し、左足から踏み入れて左回りで輪をくぐる
- 戻って一礼し、今度は右回りでくぐる
- 三度目は再び左回りで「八の字」を描く
- そのまま本殿へ進み、半年の感謝と後半の無事を祈る
なお2026年6月の不成就日(願いごとや新規の着手を控えるとされる暦注下段の日)は6月5日・13日・19日・27日の4日で、夏越の大祓が斎行される6月30日は不成就日には当たりません。夏越の大祓はそもそも「新規の物事を始める日」ではなく「半年分の穢れを清める年中行事」のため、安心して茅の輪をくぐることができます。詳しい作法は 夏越の大祓2026 ─ 半年の穢れを清める暦の知恵 でご紹介しています。
7月への助走 ─ 6月から夏本番へ
夏越の大祓を終えた翌日7月1日(水)友引から、暦は本格的な夏へと舵を切ります。雑節半夏生は7月2日(木)、五節句のひとつ七夕は7月7日(火)、二十四節気の小暑も7月7日。7月19日(日)には次の天赦日(一粒万倍日重なり)が控えています。
ひと月の節目を一望すると、6月という月が「種まき → 雨乞い → 太陽の頂点 → 半年祓え」という暦の物語を、ひと月のなかで一巡させる構造に編まれていることが見えてきます。福カレンダーの一次データはすべて国立天文台暦要項準拠のため、ぜひ手元の暦と照らし合わせながら、2026年6月のひと月をお過ごしください。
参考文献・出典
- 二十四節気 (Wikipedia 日本語版)— Wikipedia(参照: 2026-05-16)
- 暦計算室— 国立天文台 暦計算室(参照: 2026-05-16)
- 日本の暦 -国立国会図書館-— 国立国会図書館(参照: 2026-05-16)
2026年の暦カレンダー
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野分 蓮干支と暦の研究家
- 十干十二支
- 二十四節気
- 自然暦
十干十二支・二十四節気・自然と暦の関わりを、歴史と科学の両面から掘り下げる研究家肌の編集者。古文書の記述と現代の気象データを突き合わせるような、知的好奇心を刺激する考察記事を得意とする。
この編集者の記事を見る →この記事について
本記事は一般的な暦の知識や伝統的な解釈に基づいています。 占いの結果を保証するものではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。
免責事項を読む →福カレンダーでは、暦に関するコンテンツを正確かつ分かりやすくお届けするよう努めています。
編集方針について →参考情報:暦注・民俗資料、公的機関の暦情報を参考に編集部が整理しています。
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